2017/05/13

2017年11月16日(土曜)昨日15日、海外市場の動き

2017年11月16日(土曜)昨日15日、海外市場の動き

週末金曜日の為替市場は、弱い米小売り+米CPIで流れが決まり、ドル全面安。

予想を下回る米小売売上高(前月比0.4、予想0.6%)、米消費者物価指数(前年比2.2 予想2.3%)に、米10年債、2年債利回りは低下。米株も弱く、ドルは主要国通貨でGBPUSDの除き下落。

USDCHF-0.69%と下げ率は最も高く、USDJPYは-0.45%。EURUSDは+0.65%の上昇で1.09台を回復するも、EURGBP+0.66%の上昇に、GBPUSDは-0.05%と1.2850~1.2900のレンジに収まり前日と同水準。AUDUSD+0.08%、NZDUSD+0.07%。

EURUSDは、独GDP+CPIは予想通りながら、ユーロ圏鉱工業生産は予想を下回り、次回のECB理事会でフォーワードガイダンスの見直しの可能性が弱まるも、1.0850近辺をボトム下げ止まり、今後も重要なポイントとなっている。弱い米経済指標を受け、1.09台を回復し200時間MAを上回ったことや、EURGBPは200時間MAを上抜け買い戻しが活発になり、1.0930台まで上昇し、高値圏で推移。リスクリバーサルはEURUSDが1.10をつけて以降、1W、1Mはユーロコールオーバーが続いている。

USDJPYは、欧州市場で113.45~50をボトムに一時113.90台まで値を戻すも、弱い米経済指標に、米金利と米株が低下したことで、ドル売りが加速。113.30代まで下落し、113.50台の上値が重くなり113.20まで下落し、113.30台で終了。200時間MAの113.14が重要なポイント(113.05~113.20の間がポイント)で、この水準を維持できるかを注目している。USDJPYのリスクリバーサルは、ドルプットオーバーが続いている。

AUDUSDは、0.7370近辺をボトムに、底打ち感がみられたが、上昇力は鈍い。欧州市場の序盤に過去2日間の高値を上抜け0.7400台を回復するも続かず、弱い米経済指標後に200時間MAを超え0.7420台まで上昇するも、0.74台を維持できず、簡単に0.7370台まで下落。やや失望感も残るが、終値ベースでは3連騰で、0.7450を超えてくれるか?


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ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁=バランスシートの縮小について、金融市場の反応を見ながらペースを調整することが可能。


エバンズ・シカゴ連銀総裁=今年終盤に4.5兆ドルのバランスシートを段階的縮小に着手し、3~4年かけて0.8億ドルの正常な水準へと戻すことができる。

エバンズ・シカゴ連銀総裁=下方リスク優勢ながら、財政政策によりインフレが高進する可能性を懸念。年内さらに1度の利上げで十分である可能性も。

ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁=米経済の現在は通常、労働市場はほぼ完全に健全な状態で、年内は後2回の利上げが適切。失業率は2018年末までには4.2%に低下し、雇用は年内、毎月平均20万人のペースで増加へ。

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