2019/08/19

2019年8月19日(月)欧州・米国市場序盤の動き

2019年8月19日(月)欧州・米国市場序盤の動き

株高の流れは止まらず、米債利回りは高値圏で推移、WTIは一時56ドル台へと上昇。 為替相場は全体的に小動きで、小幅ながらドルが選好される動きへ。

ただ、ジョンソン首相と独仏首相の会談を前にして合意なきEU離脱の可能性が強く意識しされ、GBPUSDの下げ幅が目立っている。一方、ドイツ政府は「深刻な景気後退に対する緊急刺激策の計画」を準備すると発表。EUR買いとGBP売りが混在しEURGBPの上昇幅が目立っている。

USDJPYはアジア市場の106.25をボトムに、株高と米債利回りの上昇もあり一時106.70まで上昇と、底堅く推移。EURUSDはアジア市場の1.1088をボトムに一時1.1114まで上昇と小動きながら底堅いく推移し、AUDUSDはアジア市場の0.6789を高値に欧州市場に入り一時0.8767まで下落し、引き続きこのレンジ内での取引で推移。

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17:00    EUR 6月 経常収支:季整済=184億ユーロ(予想 前回2973→302億ユーロ)、季調前=231億ユーロ(予想 前回133→135億ユーロ)、

18:00    EUR 7月 消費者物価指数・改定値: HIPC前月比-0.5%(予想-0.4% 前回0.2%)、HICP前年比(all-item)1.0%(予想1.1% 前回1.1→1.3%)、前年比コア改定値(all-item excluding energy除く)=1.1%(予想 前回1.1→1.2%)、前年比コア改定値(energy,food,alcohol&tabaco除く)=0.9%(予想0.9% 前回0.9→1.1%)

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ジョンソン英首相
◎独仏首脳との会談を前にして、欧州側に譲歩を求める姿勢を強調し、合意なき離脱でも10月31日に離脱する準備を。

ロス商務長官
◎ファーウェイに対する調達禁止猶予を90日間延長。9月19日から11月19日まで

ロス商務長官
◎米金融当局の政策がドル高に波及すること強く警戒
◎リセッションへの懸念が次第に広がっているが、逆イールドがそれほど信頼置けるとは考えず。

独政府
◎深刻な景気後退に対する緊急刺激策の計画を準備すると発表
◎景気刺激策は消費支出の増大や雇用創出が目的
◎大規模な財政出動には議会の承認が必要に

独連銀
◎第3四半期も独経済がマイナス成長となる可能性ある

ミュラー・エストニア中銀総裁
◎ユーロ圏のインフレ率は7月時点で1%と非常に低く、ECBは9月に追加緩和を決定する可能性がある
◎「インフレ率は目標の約2%に程遠く、これはECBが景気をさらに刺激する必要があることを意味している可能性がある