2019/08/28

2019年8月28日(水)昨日27日、海外市場の動き(午前5時半ごろの動き)

2019年8月28日(水)昨日27日、海外市場の動き(午前5時半ごろの動き)

米株は開始直後を高値に水面下へ、米債利回りは低下し10年債は再び1.5%を割り込み1.47%台へ下落、2年債は1.52%と完全に長短金利差は逆転。

為替相場はリスク回避の動きが強まり、USDJPYは大枠105.60~05のレンジながら、クロスで円は全面高。GBPも英国は合意なきEU離脱への動きを期待した流れに一時1.23台まで上昇し1.2280台の高値圏で推移。リスク回避の動きにAUD+NZDは弱く、AUDUSDは前日の上昇から値を下げほぼ先週末の水準近くへと逆戻り。EURUSDはイタリア連立協議の進展期待感が強まるも、ユーロ圏経済の鈍化にデギンドスECB副総裁は低金利の長期化を示唆と弱さが目立つ。しれとEURGBPの売りの影響が強かった可能性も。

米CB消費者信頼感は予想を上回るも前回から低下、ただし、現況指数は19年ぶりの高水準。FRBの公定歩合議事録は12地区連銀中、6地区=据え置き、5地区=0.25%の利下げ、1地区=0.5%の利下げを主張。

ブルームバーグで、「交渉再開求めてきたとのトランプ発言、一番驚いたのは当の中国」との記事があった。また、「協議はこの数週間ほとんど進んでおらず、トランプ大統領が前進と見なすものも実際の状況というより大統領の気分にすぎない可能性がある」という。さらに、「米政府も明確な今後のプランを持っていない様子だと関係者は語った」とある。何が正しいのかフェークなのか?

ブレグジットをめぐり、コービン英労働党党首は「合意なきEU離脱を阻止するためあらゆる必要な措置」を講じるとあり、野党は合意なきEU離脱となることを阻止するための法案を通す意向とあり、GBP買いに動く。 ジョンソン英首相とユンケル委員長との話し合いは、ジョンソン氏→バックストップを撤廃しなければ英国のEU離脱を巡る合意の見込みはないと強調。ユンケル氏→ アイルランドに対するEU加盟27か国の支援は不動と、相変わらずアイルランドがネック。

イタリアは、与党左派の「五つ星運動」と野党中道左派の民主党(PD)は良い雰囲気の中で継続協議を確認。新たな連立政権の誕生期待に株高へと動くも、デギンドスECB副総裁は低金利の長期化を示し、EURUSDの上昇につながらず。

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USD 8月 CB消費者信頼感指数=135.1(予想130.0 前回135.7→135.8)、現況指数=177.2(予想 前回170.9) 期待指数=107.0(予想 前回112.4)→ 現況指数は19年ぶりの高水準

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トランプ大統領
◎FRBはあまりにも長期間に判断を誤り続けた。

FRB公定歩合議事要旨
◎6地区連銀が公定歩合の据え置きを提案(NY連銀、ボストン、クリーブランド、アトランタ、カンザス、リッチモンド)、
◎5地区連銀が0.25%の利下げを提案、
◎1地区連銀が0.5%の利下げを提案、ミネアポリス

イタリア連立協議では、イタリア与党左派の「五つ星運動」と野党中道左派の民主党(PD)は良い雰囲気の中で継続協議を確認。

デギンドスECB副総裁
◎ECBの金融政策は市場の期待ではなく指標に左右される。
◎低金利を長期間維持するだろう。

英野党議員
◎合意なきEU離脱となることを阻止するための法案を通す意向
→ GBP買いが強まる。

ジョンソン英首相(ユンケル欧州委員長と電話会談)
◎バックストップを撤廃しなければ英国のEU離脱を巡る合意の見込みはないと強調。
◎ユンケル欧州委員長との会談は肯定的かつ実質的

ユンケル委員長(ジョンソン英首相と電話会談)
◎アイルランドに対するEU加盟27か国の支援は不動であり、EUは引き続きアイルランドの利益に注意を払っていると強調した

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