2019/08/28

2019年8月28日(水)東京市場午後2時半ごろの動き

2019年8月28日(水)東京市場午後2時半ごろの動き


米中通商協議の進退とトランプ大統領の毒舌で金融市場が変化する動きは変わらず。

加えて、最近続く中国が米海軍艦艇の寄港を拒否する動きで、米中接近とは真逆の動きが気になり、ドイツ銀行がトランプ大統領の財務情報を保有とあり、米下院情報特別委員会が召喚状を送っている動きも気になる。

日経平均株価は小幅高で推移、一方の上海総合は小幅ながら下げ基調から脱し切れず。米10年債利回りは1.485%近くへと若干回復、2年債も1.528%と小幅上昇するも、長短金利差の拡大傾向が続く。

為替相場は、アジア市場は小幅ながらドル全面高で、その中で目立っていたのはNZDの弱さで、NZDUSDは0.6367→0.6320台まで下落。オアNZ中銀総裁の「NZドル相場の下落は輸出利益を押し上げる」を意識していたのかは不明。

リスク回避に選好されるJPY+CHFも弱く、リスク敏感なAUD+NZDも弱い。EUR+GBPも対ドルで狭いレンジ内での動きで特に材料は見られず。

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ドイツ銀行
◎トランプ大統領の納税申告書のコピーを含む財務情報を保有していることを米連邦控訴裁に報告、米下院情報特別委員会は、資料の提出をもとめドイツ銀行とキャピタル・ワン・フィナンシャルに召喚状を送った。

オアNZ中銀総裁
◎現行の緩和的金融政策は依然として効果的だが、財政改革と構造改革も同時に行うべき。
◎調査で、現行の低金利であっても、時宜を得て景気を刺激するという点で金融政策は引き続き効果的であるということの確信を得た。
◎利下げ決定は、貿易相手国の景気鈍化、インフレ期待の弱さ、世界的な低金利政策、国内外の景況感の落ち込みを踏まえた。
◎NZドル相場の下落は輸出利益を押し上げる

中国は米海軍艦艇の青島寄港要請を数日前に拒否
◎今月、米海軍艦艇2隻の香港寄港も拒否しており、寄港拒否は今月だけで少なくとも2回目となる。

アルゼンチンペソ急落
◎IMFの専門家チームは現在、ブエノスアイレスで総額560億ドルの融資枠から次回融資を実行するかどうかを検討。
◎フェルナンデス元首相はIMF当局者らとの会合後の声明で、IMFから求められた経済・財政目標に同意すると述べる一方で、IMFと現政権が現在の危機を招いたとし主張。


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