2019/08/20

2019年8月20日(火)アジア・欧州市場序盤の動き

2019年8月20日(火)アジア・欧州市場序盤の動き

日経平均株価は小幅な上昇を維持、上海総合は前日とほぼ変わらず。米債利回りは小幅低下、原油価格は下げから上昇へと変化。

為替相場は、豪中銀議事録では、金融政策のさらなる変更を『検討する前に』、世界経済と国内経済の状況について評価するとあり、『検討する前に』の文言が追加へ。早期利下げ観測が弱まったこともありAUDが選好され、NZDも連れ高となっている以外は大きな変化は見られず。

USDJPYは、英外務省が香港の領事館職員が中国本土で拘束されたとの報道を懸念したのか、106.60近辺の上値が重くなる。その他は特にいうことはない。

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15:00    GER 7月 生産者物価指数=前月比0.1%(予想0.0% 前回-0.4%)、前年比1.1%(予想1.1% 前回1.2%

15:00    CHF 7月 貿易収支=36.31億スイス(予想 前回40.96→40.07億スイス)

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豪中央銀行
◎金融政策のさらなる変更を検討する前に、世界経済と国内経済の状況について評価するとしている。とあり、「8月の議事要旨には『検討する前に』との文言が追加
◎早期の追加利下げを予測する見方が後退。
◎インフレ率は目標を下回る。
◎米中貿易摩擦の影響に2019年、2020年の成長見通しを弱める。
◎新たなあ米国の対中制裁関税第4弾3000億ドルに10%の課税を課すことを留意。
◎世界的に投資意欲が減退していることを懸念。
◎主要先進国では、貿易紛争を反映して、見通しに対するリスクは依然として下向き。

◎短期的なGDP成長率の予測が低いことが、消費成長率が最近の四半期で予想よりも弱かったという事実を主に反映。
◎一人当たりの消費の伸びが最近特に弱かったことに留意。
◎2019年のGDP成長率の予測は2.5パーセントに引き下げられました。成長率は、2020年には2.75%、2021年には約3%に達すると予想。

◎消費の見通しは不確実なままであったが、見通しに関するリスクは以前よりもバランスがとれていると指摘。
◎住宅市場の状況が好転の兆しを見せているという証拠は、7月に強化。
◎シドニーとメルボルンでは、住宅価格が上昇し、住宅の売り上げが底に達し、オークションのクリアランス率がさらに上昇したように見える。

◎6月四半期のCPIはほぼ予想通りであったことに留意した。トリミングされた平均インフレ率は6月四半期に0.4%にわずかに増加しましたが、5月の予測と一致して、前年よりも1.6%のままでした。見出しのインフレ率は0.7%(季節調整済み)。


中国人民銀行の劉国強副総裁
◎将来の金利政策は新たなローンプライムレート改革が中心になるものの、1年物基準金利は短期的に変わらない可能性がある。
◎銀行の預金準備率と貸出金利は引き下げの余地がある

トランプ米大統領
◎近く習中国国家主席と電話協議を行う意向。

英外務省
◎香港の領事館職員が中国本土で拘束されたとの報道に懸念を示し、情報収集を行っている。

仏G7サミット
◎異例の宣言採択なしへ。



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