2019/08/11

今週の主な材料(8月12~16日) 世界的に夏季休暇真っ最中!

今週の主な材料(8月12~16日) 世界的に夏季休暇真っ最中!

いよいよ夏本番! 12日(月)は山の日の振り替え休日で日本は3連休。海外でも夏季休暇で政治的な動きは限定され、8月24~26日のG7「ビアリッツ・サミット(ランス南西部)」の前哨戦をにらみ動き始めると思われます。また、経済指標ではCPIが米国・独・仏・英で、GDPが独・ユーロ圏で、雇用統計が英・豪で発表の予定があり、特に米CPIを注目しています。

来月のことですが、9月12日のECB理事会では緩和策の発表が予想され、年内の利下げもほぼ間違いないと思われています。その中で今週は、8/13(火)独CPI=前年比予想1.7%(前回1.7%)、HICP前年比予想1.1%(前回1.1%)、8/14(水)独GDP=前年比予想0.1% (前回0.7%)、仏CPI前年比予想1.1%(前回1.1%)、ユーロ圏GDP前年比予想1.1%(前回1.1%)と、重要な指標があいつで発表されます。また、最近のEUR相場の足を引っ張っているイタリア政局の混迷ですが、解散総選挙へと発展するのでしょうか? 今はイタリア議会も夏季休暇入りととなっていますが、20日までに審議されるとの見通しもあり、再開後の動きは要注意では?

これも来月ですが、9月18日のFOMCで0.25%の追加利下げは織り込み済みで、その後も年内で1~2度の追加利下げを織り込みつつあります。今週8/13(火)の米CPIの予想は、前月比予想0.3%(前回0.1%)、前年比予想1.7%(前回1.6%)と、前回から若干の増加が見込まれていますが、コア前月比予想0.2%(前回0.3%)、コア前年比2.1% (前回2.1%)とコア部分では停滞か変わらずの予想となっています。直近のISM製造業51.7→51.2、価格は47.9→45.1、非製造業55.1→53.1、価格58.9→56.5と弱く、今回のCPIで追加利下げが正当化される可能性も意識しています。

一方の英国発では、8/13(火)雇用統計、8/14(水)CPIが発表されますが、市場は目先の景況感よりも10月31日のブレグジットを行方が最重要で、それに変化が生じるまでは現在のGBP売り圧力に変化はなさそうです。


詳しい予定は別表をご覧ください。

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