2019/08/21

2019年8月21日(水)アジア・欧州市場序盤の動き

2019年8月21日(水)アジア・欧州市場序盤の動き

新たなサプライズもなく、日経平均株価は下げ幅を縮めるも前日比では小幅下落へ、上海総合は上下変動から小幅高で推移。米債利回りは1.58%台まで上昇。為替相場はAUDUSDを除き小幅ながらドル買い傾向が続く。

英国とイタリア発の材料で欧州通貨は翻弄されるも、市場の主役となり切れず。相変わらず米中通商協議の成り行きを憂慮しながら、米国の金融政策を占う23日のパウエルFRB議長のジャクソンホール・シンポジウムの講演内容を気にしながら、存在感が薄い22日~24日のG7ビアリッツ・サミットのトランプ大統領のサプライズを期待する動きへ。

為替相場の変動は株価と米債利回りといつもながら連動制が高いも、USDJPY相場だけを見ると、米中通商問題の変化によるリスクセンチメントの変化と、米金利の変化によるリスクセンチメントの変化で動くだけ。

チャート上は、USDJPYの上昇傾向が続くも107円の壁を破れるか? 失敗するとトリプルトップの円高が待ち構えている。

EURUSDとGBPUSDは、欧州市場の政局を見なければ語れず。ただし共に、レンジ相場の上限近くに位置し、テクニカルには興味深い動きになりそう。


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9:30    AUD ウェストパック先行指数=前月比0.1%(予想 前回-0.08%)

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ホークスビーNZ中銀総裁補
◎直近の大幅利下げの結果、非伝統的金融政策が必要になる可能性が低下。
◎手遅れになってから不十分な措置を講じるより、早めにやり過ぎるほうが良いと判断した
◎現在の中立金利は3.25%を中心とした広いレンジにあるとみられると指摘。現行の金融政策が非常に緩和的であることを浮き彫り。

GPIFの水野CIO
◎過去3カ月の間に株式と債券、為替ポジションで損失。
◎株式で損失を被る際には債券で利益が得られるというのが、ポートフォリオ分散の一般通念だが、GPIFがあらゆる資産クラスで損失を出し、為替差損も被る状況は、これまで起きたことがないと説明した。

消息を絶っている英政府の香港総領事館職員
◎英国が「強い懸念」を表明
◎中国本土への出張中に身柄を拘束されたと友人の女性が語った。

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