2019/08/26

2019年8月26日(月)欧州・米国市場序盤の動き

2019年8月26日(月)欧州・米国市場序盤の動き

米中貿易交渉で進展はあるのか?! トランプ氏の楽観的な発言に市場の流れは急変。

米中貿易摩擦で対立激化のリスク回避行動が続く中で、欧州市場の序盤(早朝)はトランプ氏から「中国は再開を希望しており、非常に真剣な協議を開始する」との報道にリスク回避の巻き戻しへと変化。中国外務省が「中国は断固として米国の新たな関税に反対」と相反する発言も見られたが、劉鶴副首相は「冷静な態度で対話の用意がある」と予想外に冷静は態度に。市場はリスク選好の流が続く。

アジア市場では大きく値を下げた株価は欧州市場に入ると底堅くなり総じて小幅上昇へ。米債利回りは急速に下げ幅を縮め前日とほぼ同水準で推移していることもあり、為替市場はリスク回避に買われた円のロング巻き戻しが主流で、ダウ先物が前日上昇へと動き、前日NY終値を上回り底堅く推移。

USDJPYは、早朝の104.45までの急落劇は一体なんだったのか!? それと狙い撃ちとも思えるドル買い(円売り)に一時105.80近くまで上昇から、105.20~50のレンジで取引が続いた。欧州市場の序盤ではトランプ氏の発言を受け105.90台へ急伸、105.80~00のレンジでもみ合いが続き、米株先物の上昇や債券利回りの上昇し、106.00の壁を上抜け一時106.40と、前日円買いがスタートする水準近くまで上昇して、ようやく上げ止まり、、現物株が大幅上昇からスタートする中で106.00近辺で推移。

AUDUSDは、リスク回避で早朝に0.6690まで下落した反動に、アジア市場で0.6750台まで上昇、欧州市場では0.6770台まで上昇。米国市場にようやく上げ止まり0.6760台で推移。AUDJPYは69.96→72.20近くまで続伸と、一日の変化としては大きな動きとなっている。

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21:30    USD 7月 耐久財受注=前月比2.1%(予想1.2% 前回1.9%)、除く輸送機器・前月比=-0.4%(予想0.1% 前回1.0%)

21:30    USD 7月 シカゴ連銀全米活動指数=-0.36(予想0.05 前回-0.02→0.03)

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カジミール・スロバキア中銀総裁
◎私は来月の理事会で動くことに傾いている

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