2019/08/08

2019年8月8日(木)昨日7日、海外市場の動き(午前5時半ごろの動き)

2019年8月8日(木)昨日7日、海外市場の動き(午前5時半ごろの動き)

米政府は政府機関によるファーウェイ製品調達の禁止を発表。米国市場は、原油価格は続落するも米株と米債利回り回復し、為替市場はリスク回避の巻き戻しが主流に。JPY+CHF+EURは買いから売りへと変化、AUDの上昇が目立ち、CADも売りから買いへと変化。NZDは大幅利下げによる下落から回復するも前日比では大幅安、一方、GBPは予想できないブレグジットリスクに動けず。

ダウは開始直後に一時580ドル近く下落し終盤にかけては小幅ながら一時上昇へと変化するも終値では-22.45(-0.09%)と小幅低下にとどまる。米10年債利回りは一時1.593%まで下落から終盤にかけては前日終値を上回り1.72%近くまで上昇。WTIは53.77から一時50.52まで大幅下落、終盤にかけては52.40近くまで下げ幅を縮める。

EURUSDは、この2日間は1.1200を中心に大枠1.1150~1.1250のレンジを継続中、市場ではEURの反発を願う声も高いが1.1300の200日MAを抜けることができるか? 予想外に弱い独鉱工業生産から始まるEUR売りや独債利回りの続落に一時1.1179まで下落。これをボトムにリスク回避に選好され続伸。米株が大幅安でスタートすると1.1240台まで上昇し、米債利回りも下げ止まり、米株も反発気味で1.1207~42のレンジで上下変動から、終盤にかけてその動きが強まると1.1200台まで続落中。

USDJPYは、世界的に揺れる株価と債券利回りに流れは円高ながら二日続けて105.50近辺をボトムに底堅く、誰かは不明ながら当局のご意向?! NZ中銀の大幅利下げによるNZDJPYの急落など、円はリスク回避に選好されアジア、欧州と上値の重い展開が続いた。米国市場に入り米債利回りは一時580ドルと大幅低下し、米株は一時1.6%を割り込む中で105.50まで下落。ただし、米債利回りは急速に回復し、米株もプラスへと変化する中で106.20台まで値を戻している。

GBPUSDは、他の主要通貨と異なり、一日を通じて1.2120~90のレンジで終値も前日と大きな変化は期待できず、我が道を行く動き。10月31日のブレグジットの方法が全て。過去5日間は大枠1.2100をボトムに、約1.2100~1.2200のレンジで下げ止まり感も。この水準から反発(反発したら大幅な反発の可能性も!)するには英国がEUと合意ある離脱(部分的にでもOK)が必要となり、英国とEUとの離脱に関しての話し合いに注目!

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23:00    CAD Ivey購買部協会景気指数=54.2(予想 前回52.4)、雇用指数=56.6(予想 前回52.7)、価格指数=59.2(予想 前回55.0)

4:00    USD 6月 消費者信用残高=前月比146億ドル(予想165億ドル 前回170.9→177.9億ドル)

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米政府、政府機関のファーウェイ製品調達を禁止
◎昨年成立した米国防権限法(NDAA)に基づき、米政府機関が中国の計5社、通信機器大手、ファーウェイ、ZTE、ハイクビジョン、ハイテラ、ダーファの製品調達を禁止する暫定規則を公表し、13日に発行。
◎政府は今後60日間、パブリックコメントを受け付け、その後最終規則を公表。

ラーブ英外相
◎何が起ころうと英国はリスクに対応する。英国は10月末にEUを離脱する。断固として成功裏に離脱する。
◎EUが離脱協定案は変更できないとの立場を崩さない場合、交渉の進展は極めて難しくなる

エバンズ・シカゴ連銀総裁
◎低調なインフレ率や通商問題に絡む不確実性への対応として、一段の利下げが必要となり得る

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