2016/11/11

2016年11月11日(金曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2016年11月11日(金曜)アジア・欧州市場序盤の動き

米大統領選の大波乱の週末金曜日。米国市場はベテランズデーながら株式と商品は取引があり為替市場も変動する可能性が高い。

日経平均株価は上昇からスタートするも、終値ベースでは前日比30.37(+0.1%)と若干の上昇で終わり、原油価格(WTI)は44ドル台半ばで推移、米金利は高止まりしている。

為替市場では、トランプ氏の為替政策からはドル安が意識されるも、米金利の上昇+株高政策につながりやすい現実もあり、市場の値動きは小幅ながら底堅く推移。大幅上昇の後ながらUSDJPYの押しは極めて少ない。

USDJPYはテクニカルで107.00、そして、107.50円が重要なポイントで、この水準超えてくるようならば、短期投機筋のドル買いがさらに強まる可能性が出てくる。

EURUSDやGBPUSD等の他の主要通貨でも大きな変化は見られず。昨日のGBPJPY+EURGBP上昇=GBPUSDの上昇の流れも現時点では見られず、円クロスでも穏やかな変動で推移している。

弱者(大衆)の反乱が相場を動かすと考えるなら、英国のEU離脱選択で一たん終了し、あとは来年1月に高等裁判所の判断をどう覆すことができるのか? 3月末で本当にEU離脱手続きが開始できるのかがカギ。 そして、米国はトランプ氏の勝利で変化が始まり、次は、これらが伝染しそうはユーロが狙われやすいのではと、思えてならない。


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