2016/11/22

2016年11月22日(火曜)欧州・米国市場序盤の動き

2016年11月22日(火曜)欧州・米国市場序盤の動き

欧州株は上昇、ダウ先物も強くNYダウは上昇からスタートし1万9千ドル台へ。米10年債利回りは2.3%近辺で安定、原油価格(WTI)は48ドル台前半でやや低下。

為替市場は、ドル買い材料が多い中で、GBPの弱さが目立っている以外は、上下しながら大きな変動は見られず。

GBPUSDは、アジア市場の1.2510台を高値に、法人税減税期待のポンド買いとなった昨日と様変わり、EURGBPの買い戻しも強く1.2420台まで下落。英公的部門純借入額の減少+CBIは予想外のマイナス幅の縮小にもポンド買いは鈍く逆に続落し、1.2400まで値を下げてようやく下げ止まる。

USDJPYは、早朝の地震による「株安=円高」の影響に110.20台まで下落した早朝の流れは薄れ、「株価の安定=円売り」が復活しながらも、111円台を維持することはできず。トランプ氏がTPPを明確に否定する報道は安部・トランプ会談直後でもあり、今後の政局の動きは気になるも円相場の材料とならず。

AUDUSDは、30日のOPEC総会を前にして「原油の生産割り当て協議で良好な進展」との報道や、ケント豪中銀総裁補佐は「鉱業が盛んな州の見通し改善」とタカ派発言もあり一時0.7410台まで上昇。AUDロングの調整売りも一巡したのか底堅く推移。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

ケント豪中銀総裁補佐=鉱業が盛んな州の見通し改善。国内インフレ圧力の高まりとインフレ率がより正常な水準に漸進的に戻ることに寄与。交易条件は最近数年見られた強い逆風から、名目需要の伸びに一定の支援となるちょっとした追い風にシフト。

OPEC代表=国別の生産割り当て協議で良好な進展が見られた。

ウェーバー独欧州議員=英国はEU離脱の明確な宣言を、英国はEU離脱についてのわかりやすい道筋を示すべき。