2016年11月18日(金曜)欧州・米国市場序盤の動き
週末の金曜日。週末のポジション調整が出やすい日にもかかわらず、トランプ相場と言う代名詞がついた、米金利高+米株高=ドル高相場の延長線上の流れが続く。
米10年債利回りは2.3%台から2.2%台へとやや軟化するも高値圏を維持、米株先物は動きは鈍く、ダウ平均は大きな動きもなく推移。原油価格(WTI)は45ドル台半ばで安定推移。
為替相場は、相変わらずポンドは投機筋から狙い撃ちで、売りの流れは止まらず。GBPUSDは1.2430台→1.2310を割り込み続落、クロスでもGBP売りが続き、EURGBPは続伸。AUDUSDも0.7360まで値をさげ弱さが目立つ。
逆に、USDJPYは欧州勢が111円失敗後は、110円を一時割り込み、前日比では若干の円高で推移しているが、米金利と株が大きく下げないうちは円高も限定的と思われる。
EURUSDは、1.0580台をボトムに1.0640台まで一時値を戻すも力強さは感じられず、クロスではEUR買い続く可能性はあるも、EURUSDの上値は相変わらず重い。
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ブラード・セントルイス連銀総裁=12月の利上げ支持に傾きつつあるが、実質的な問題は2017年の金利の道筋。米新政権の措置は2018年の経済に大きく影響する可能性があるが、移民制限や通商面での提案は大きく影響するのに10年かかるかもしれない。
独連邦統計局データ=第3四半期の英国向け輸出は英国のEU離脱選択で-4.7%、対米は米大統領選で-10.5%と急激に減少。
ブロードベントBOE副総裁=ポンド安によるインフレ圧力の高まりがなければ、失業者の増加を防ぐための策を今以上に講じることが可能だ。
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