2016/11/17

2016年11月17日(木曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2016年11月17日(木曜)アジア・欧州市場序盤の動き

日経平均株価は前日とほぼ変わらず、原油価格(WTI)は45ドル台前半と小幅下落。

為替相場は、NY市場の米金利+米株の伸び悩みに、早朝に株先物が下落し、薄商いの中で、短期筋投機筋からドルロングの売りが加速するも、株価が値を戻しドル買いが再開。

米国市場の米CPIやイエレンFRB議長の議会証言を意識しながらも、トランプ相場でドル高への方向転換を覆す材料も乏しく、結局はドルロングを再構築する流れへ。EURUSDは1.0700の大台を割り込み、AUDUSDは豪従業者数が伸び悩み、前回分がマイナス下方修正され、0.75台を回復できず弱さが目立つ。

USDJPYは、安倍首相とトランプ次期米大統領との会談を意識するも相場変動への期待感は乏しいい。日本株安に108.50台まで値を下げ、短期投機筋のドルロングのストップを誘いながらも、仲値では実需の買いが確認され、日本株も下げから上昇、潜在的なドル買い需要が強いことがうかがえる。

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米議会の諮問機関である米中経済安全保障調査委員会(USCC)次報告書=中国による香港への干渉は憂慮すべき水準に高まっているとし、金融センターとしての香港の地位を脅かす可能性がある。

黒田日銀総裁(参院財政金融委員会)=金利の上昇につれて日本の金利に上昇圧力がかかる中、長短金利を操作目標としたイールドカーブ・コントロール(YCC)政策の下では、日本の金利上昇を容認することはない。

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