2016/11/08

2016年11月8日(火曜)欧州・米国市場序盤の動き

2016年11月8日(火曜)欧州・米国市場序盤の動き

米大統領の投票が開始、市場は明日の結果を見守る動きへ。

原油価格(WTI)は45ドル台を維持できず小幅下落。欧州株は総じて小動き、米金利は小幅上昇。為替市場は欧州序盤にドル売りが強まるも再びドル買いの流れへ変化し、円売りの流れが続く。

英鉱工業生産は弱く、製造業生産は強く強弱混在。カナダの住宅着工と建設許可はともに弱い。

USDJPYは、米大統領の結果を明日に控え、「クリントン氏勝利=株高=円安」を意識した値動きで、クロスでも円売りが続き、104.20~60台の上値を抜け一時104.80円まで上昇。積極的な動きは見られないが、ビットアップし、底堅い動きが続きそうである。

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中国人民銀行第3四半期金融政策実施報告=資産バブルと金融リスクを抑制。潤沢な流動性を維持しマネーサプライと信用の妥当な伸びを達成。

中国人民銀行第3四半期金融政策実施報告=国内のレバレッジ総額は引き続き増加し金融リスクは拡大。国内経済は引き続き不動産セクターとインフラ投資に大きく依存。

英財政研究所(IFS)=英国のEU離脱を受け約250億ポンド(3.244兆円)の歳入減少に直面。離脱による成長減速で英政府は310億ポンドの税収を失い、EU予算への拠出を停止した場合の財政節減は約60億ポンド。2019-20年度の財政赤字は149億ポンドとなり、オズボーン前財務相が3月に見込んだ104億ポンドから大きく膨らむ。

OPEC年次世界石油見通し=2017年の原油需要予想は日量9530万バレルと、昨年時点の予測から30万バレルの上方修正。

エバンズ・シカゴ連銀総裁=インフレ期待が低下していることを懸念。米経済成長は上昇傾向にある。