2016/11/25

2016年11月25日(金曜) 24日、海外市場の動き

2016年11月25日(金曜) 24日、海外市場の動き

米国市場は感謝祭で休場。円全面安。主要国通貨はポジション調整で強含みで推移するも、ドル高の流れは変わらず。

気になるのはECB安定報告で「政局の不透明感は、2017年に欧州主要国で予定される選挙により国家レベルで高まるだけでなく、英国民投票を受け、EU全体でも高まる可能性がある」との内容で、ユーロ売りのプレッシャーは変わらず。

米金利の上昇=ドル高で、新興国通貨では、介入や利上げで自国通貨の防衛へと動き、トルコ中銀は予想外で3年ぶりに政策金利を0.5%引き上げ7.5→8.0%とするも、TRY売りの流れは変わらず。

EURUSDは欧州市場の序盤に一時1.0510台と一時2015年11月末の水準へと下落。ポジションの巻き戻しに1.0580台まで値を戻すも、イタリア国民投票の政治的リスク+ECBの緩和的政策を意識し、結局は買い戻しも限定的で1.0510台~1.0580台のレンジで推移。

USDJPYは欧州市場の序盤に一時113.50台とドル最高値を付け、110.20台~113.50台と2.3円の大幅な円安水準へと逆戻り。買えていないリスクに投機筋が利食+値ごろ感でドル売りをするも、主要通貨で円売りの流れは変わらず、113円台を維持。


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

プラートECB専務理事=銀行同盟について、統合疲れが進展を阻害。銀行システムが危機前より国内に傾いている。不均衡な衝撃が及んだとき、その国の銀行システムは国内に過度のエクスポージャーを抱えることになるため、極めて危険。

英財政研究所(IFS)=英秋季財政見通しは、EU離脱決定をめぐる不透感に、財政上の余裕は今後数年ですべて使い果たされる可能性がある。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※