2016/11/18

週末金曜日、思うこと!

週末金曜日、思うこと!

昨日のイエレンFRB議長の議会公聴会で、12月の利上げの可能性が高まりドル買いへ! との話が多いが、現時点で議長はこれ以外に何を話すと期待していたのであろうか? 市場はすでに8割程度利上げを織り込んでいたことを考えれば、後講釈に思えてならない。

安倍・トランプ会談は非公式なために詳細は全く伝わらず、安倍首相も何も語らず。ただ、信頼関係が構築できる、確認の持てる会談だったと言うが、真実は全く見えず。

安倍首相はトランプ氏にゴルフのドライバーを送り、逆に、ゴルフウェアー・グッツをもらったという。直近の報道では準備不足で事前の調整もできず、参加者も極少数だったということで、本当に親交を深めただけなのかもしれないと思えてならない。

為替相場は米金利の上昇に比例しながら、ドル買いへと動き、週末の金曜日の東京市場では、日経平均株価の上昇もあり、110円の大台を達成しても大きなドル売りの動きは見られず。

ドル買いの達成感ということを考えれば、トランプ次期政権の景気刺激策がどこまで本気で、どこまで市場が評価するのであろうか? 実際に稼働してみなければ本音が見えず、現状では戸惑っている人も多いことであろう。

しかし、市場は事前に予想して敏感に反応する原則から考えれば、ドル買いが「失望」するまでは、金利と株が上昇を続けるまでは、この流れが続く可能性が高い。

長くなってしまったが、調整を待って下値を買おうと思った、実需筋・資本筋は買えず、高すぎて恐る恐る買っては直ぐにリグってしまう短期投機筋はドルロングを維持できず。トランプ次期政権と心中する覚悟で買っている一部の人だけが利益を享受しているようの思えてならない。

来週は23日(水)が勤労感謝の日で東京市場が休場、24日(木)が感謝祭で米国市場は休場で、翌25日(金)は証券取引は時間短縮で市場参加者は急減し、週末の土曜、日曜日を迎えることになる。本当に動きにくい1週間となり、はやくも年内と取引を終了するファンドも多いことであろう。

となると・・・・。 反転ドル売りへと変化するのか、それとも、ドル買いがさらに加速するのか? 悩むところで、米金利と株価次第ではあるが、後者に思えてならない。




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