2016/11/02

2016年11月2日(水曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2016年11月2日(水曜)アジア・欧州市場序盤の動き

クリントン氏メール疑惑再燃、世論調査ではトランプ氏支持拡大に、クリントン氏有利の流れは変わらずと信じているも、NY市場から続くリスク回避の動きが止まらず。

日経平均株価は-307.72(-1.76%)、中国株も弱く、原油価格(WTI)は46ドル台前半へと軟化。為替市場は、ドル売りが続き、リスク回避にUSDJPY+USDCHFの売りが強い。

USDJPYは、「株安=円高」の流れは止まらず、NY市場で103.80台まで円高が進み、投機的筋の円買い戻しに、104.10台まで戻すのがやっとで、一時103.60台まで続落しようやく下げ止まる。

ここから先は、102.80、103.20と重要なポイントが控えており、そう簡単に割り込むことも考え難い。しかし、明日11月3日が東京市場が休場であること、大統領選が混迷していることを考えれば、リスク回避の円買いの魅力は残り、104.50を超えるまでは戻り売りの流れは変わらず。

EURUSDは、現状はリスク回避のヘッジ通貨の動きとなっている。予想外に強い独CPIとユーロ圏の景況感から続くEUR買いの流れも、1.10の大台を超え1.1050近辺からは強さが見られず。1.1000~1.1110のレンジに入りやすくなっており、1.0930を割り込んだら元の木阿弥へ。

NZDUSDは、早朝の雇用統計が強く上昇が続く。就業者数増減=前期比1.4%(予想0.5% 前回2.4%)、前年比6.1%(予想5.4% 前回4.5%)、労働参加率=70.1%(予想69.7 前回69.7)と予想外に強い数字に、0.7180→07230台へと上昇し、高値圏で推移。

AUDUSDも、強い住宅建設許可=前月比-8.7%(予想-3.0% 前回-1.8%)が買い材料となるも、リスク回避の流れ強くクロスでのAUDJPY、AUDNZDの売りに0.7610台まで下落し、0.7630台まで値を戻すも上値は重い。0.7500~0.7700の両サイドがポイント。

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NZD 第3四半期 雇用統計: 失業率=4.9%(予想5.1% 前回5.1%)、就業者数増減=前期比1.4%(予想0.5% 前回2.4%)、前年比6.1%(予想5.4% 前回4.5%)、労働参加率=70.1%(予想69.7 前回69.7)→ 予想外に強く発表直後からNZドル買いが強まる

AUD 9月 住宅建設許可=前月比-8.7%(予想-3.0% 前回-1.8%)、前年比-6.4%(予想2.1%  前回10.1→10.3%)→ 予想外のマイナスにAUD売りが強まる。結局AUDNZDは大幅下落へ。

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