2016/11/05

最新のIMMポジションから、 2016年11月5日(土曜)

最新のIMMポジションから、 2016年11月5日(土曜)


11月1日付のデータでは、7通貨(円、ユーロ、ポンド、スイスフラン、カナダドル、豪ドル、NZドル)の合計ネットショート・ポジションは-173,214コントラクトと、前週の-163,744からショートが545コントラクトへ増加している。

水準は2月2日の-186,565に次ぎ水準でドル先高期待が強く、クリントン氏のメール疑惑が再燃した10月28日以降でも、通貨のショートの売りが続いていたことがわかる。

最も、それ以降では、大統領選をめぐりクリントン氏とトランプ氏の支持率が拮抗し、米株が続落しドル全面安となっていたこともあり、このポジションの水準を割り引いて考える必要もある。

通貨別でみると別表の通りで、円のロングが減少し、ユーロのショートが増加、ポンドはショートが減少し、数字だけ見るとユーロ売り・ポンド買いの流れとなっている。

いずれにしても、米大統領選の不透明感が増す中で、ドルは全面安へと変化し、リスク回避の流れが強まる過程にあり、今回の数字は参考程度で、市場全体のポジションとはややかけ離れているように思えてならない。

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