2016/11/18

2016年11月18日(金曜)17日、海外市場の動き(午前5時半現在)

2016年11月18日(金曜)17日、海外市場の動き(午前5時半現在)

米金利は上昇、ドル全面高! ドル円は110円が目の前。

イエレンFRB議長は「データ次第で比較的早期に利上げする可能性がある」と12月の利上げを市場はさらに織り込みながらも、米株は小幅上昇。強い米経済指標も加わり、米金利は上昇=ドルインデックスは13年来の高値へ上昇。

米金利は上昇、10年債利回りは一時2.29%台(前日2.22%)へ、2年債は一時1.03%直前まで上昇(前日1.005%)し、FOMCの利上げを織り込み、ドル買いの要因となる。原油価格(WTI)は一時46.58まで上昇するも45ドルを割り込み下落、米株は小幅上昇しNYダウは+35.68(+0.19%)

新興国通貨は続落。AUDUSDは雇用統計で就業者数が予想外に減少しながらも、0.7450~0.7500のレンジで堅調に推移していたが、オプションカットの午前1時過ぎから米金利の上昇に売りの流れが強まり、一時0.7400割れまで続落。

USDJPYは、イエレンFRB議長の議会証言も12月の利上げの可能性を強く示唆。米利上げを織り込みながらも米株は小幅上昇し「株高=円安」、米金利も上昇し「日米金利差拡大=円安」に109.90円台まで続伸し、110円が目の前へ。

EURUSDは、12月のイタリア国民投票のリスクを気にしながら、ECB議事要旨からユーロ圏経済のリスクは下振れで、物価上昇トレンドにあるとの明確な兆候はなく、賃金動向は予想外に下振れと、ネガティブ。欧州市場の高値1.0745から1.0620台へ続落で安値圏で推移。

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イエレンFRB議長は、データ次第で「比較的早期に」利上げする可能性がある。米経済は緩やかな成長軌道にあり、完全雇用と2%のインフレ目標の達成を促す。巨額減税やインフラ投資にFRBは見通しを修正する構え。

米CPI前月比0.4%(予想0.3% 前回0.3%)と予想・前回を上回るが、コアは前回と変わらず。

住宅着工件数=25.5%(予想10.8% 前回-9.0%)、建設許可件数=0.4%(予想-2.5% 前回6.3%)と予想外に強い。

週間新規失業保険申請件数=23.5万件(予想25.7 前回25.4万件)と改善へ。

フィラデルフィア連銀製造業指数=7.6(予想8 前回9.7)と予想・前回を下回る。

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イタリア国民投票=憲法改正への国民投票を前にして政治的な不安は消えず、ユーロ売り圧力が続く。

メキシコ中銀=政策金利を4.75→5.25%に引き上げへるも、ドル買いの流れは変わらず。

アトランタ連銀GDPNow=米第4四半期GDP予測値3.3→3.6%に上方修正。

イエレンFRB議長議会証言=データ次第で「比較的早期に」利上げする可能性がある。米経済は緩やかな成長軌道にあり、完全雇用と2%のインフレ目標の達成を促す。

イエレンFRB議長議会証言=米経済は労働市場への新規参入者を十分吸収できるペースで雇用を創出、個人消費も緩やかな増加。主要リスクとされてきた海外経済についても安定

イエレンFRB議長議会証言=トランプ氏が巨額減税やインフラ投資にFRBは見通しを修正する構え。

米財務省=10年債TIPS入札の最高利回りは0.369%と1月以来の高水準。

ブレイナードFRB理事=基礎的な経済指標の解釈の仕方や完全雇用にどの程度近づいているか判断する方法を再考する必要がある。

ダドリーNY連銀総裁=国際情勢は各国の金融安定に明らかな影響を及ぼすとし、こうした国際的な結びつきの重要性は拡大。

ECB理事会議事要旨(10月20日)=インフレ見通しと金融政策の影響に対する確固たる検証は時期尚早だと判断。ユーロ圏経済のリスクは下振れに傾いている。基調的な物価上昇は確固たる上昇トレンドにあるとの明確な兆候はない。雇用創出が続いているが賃金動向は予想外に下振れ。


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