2016/11/30

2016年11月30日(水曜)欧州・米国市場序盤の動き

2016年11月30日(水曜)欧州・米国市場序盤の動き

OPEC総会は日量120万バレル減産で合意。直前の予想では140万バレルとの数字が流れていたが、120万バレルの数字にも原油価格は大幅に上昇し、CAD買いの流れが続く。

ダウ先物は上昇、米10年債利回りは2.39%台まで続伸、原油価格(WTI)は49ドル近くへ大幅上昇。為替市場は欧州市場序盤をピークに、米金利上昇+強いADP雇用統計+強い個人所得もあり、USDCADを除きドルは全面高。

ムニューチン米次期財務長官(指名)=ロス米次期商務長官(指名)とのインタビューで、3~4%の経済成長を目指す上で、税制改正と貿易協定の見直しが最優先事項になることを示唆→ 成長拡大+財政赤字増加=金利上昇の懸念と、貿易問題がやや気になる。

USDJPYは、OPEC総会で減産が合意。日米金利差拡大+原油高=円は全面安で、USDJPYは113.50の上限を上抜け続伸中。

EURUSDは、OPEC総会で減産が合意。強い米経済指標+米金利の上昇もあり、米国市場に入り、1.0620の下限を割り込み1.0590割れまで続落。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※


ムニューチン米次期財務長官(指名)=ロス米次期商務長官(指名)とのインタビューで、3~4%の経済成長を目指す上で、税制改正と貿易協定の見直しが最優先事項になる。

ハンソン・エストニア中銀総裁=政治的不透明感の高まりが来週のECBの経済分析や政策決定に影響を及ぼす。

OPEC=PEC総会の結果は日量120万バレルの減産で合意へ。事前の報道では日量140万バレルの減産を検討との報道も流れていた。

ドラギECB総裁(スペイン紙インタビュー)=ポピュリズムの台頭が欧州の統合や、移民・治安問題などへの共同の取り組みを脅かしている。EU市民の懸念要因は、「移民、テロ対策、防衛、国境警備」。

カーニーBOE総裁=トランプ次期米大統領の通商政策が世界貿易の減速に拍車をかけ、英国経済に悪影響をもたらす可能性がある。

カーニーBOE総裁=「英国は事実上、欧州全体にとっての投資銀行で、英国のEU離脱が英銀行システムに打撃を与えれば、EUも多くを失う」と、ドラギECB総裁が、EU離脱で最も大きく打撃を受けるのは英国だと発言しており、カーニー総裁がこれに応酬。