2016/11/23

2016年11月23日(水曜)アジア・欧州市場前半の動き

2016年11月23日(水曜)アジア・欧州市場前半の動き

勤労感謝で休日の東京市場、明日は米国市場は感謝祭で休み。アジア市場は全般的に薄く、為替相場を含め金融市場の動きは鈍い。米株先物は動きは鈍く、米金利は強く10年債利回りは2.33%近くへ、2年債も1.1%近くへと上昇、ドル高の流れを維持。

為替市場で、目立ったのがUSDCNYの上昇(人民元安)で、一時6.9100近くまで上昇から、欧州市場に入って6.89台まで値を下げている。また、AUDUSDはドル高の中で、鉄鉱石価格の上昇に昨日と同じく一時0.7440台まで上昇するなど、強さが目立っていたが、欧州市場に入り0.7410台までやや軟化へ。

USDJPYは動けず。110.80台~111.20台のレンジで推移しながらも、金利差拡大に底堅い動きとなっている。円クロスでは、欧州市場に入り、円高から円安へと変化、動きは対ドルの変化に、結果的に円クロスが動いているだけで、自主性は乏しい。

GBPUSDは軟調地合い。NYクローズ近辺の1.2420台を高値に、アジア市場では緩やかに下落し、欧州市場に入りEURGBPの買いに売り圧力が続いている。

EURUSDも軟調地合いが続く。1.0600~1.0640台の動きで変動幅は少ない。ECBが国債貸出の拡大を検討との報道に、債券利回りが上昇しややユーロ買い要因となり、EURGBP買いにも上昇力は鈍い。


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フォーブスBOE政策委員=英国のEU離脱選択で、不透明性の成長への悪影響は過去に比べて低下。離脱協議が始まれば不透明感は急速に増減し、投資、賃金、生産性への部分的影響はかなりの遅れを伴って表れる。

鉄鋼価格の上昇

トランプ次期政権は、米金融規制改革法(ドッド・フランク法)で新設された、銀行監督担当のFRB副議長の人選中。現在は、タルーロ理事が非公式に努めている。

独2年債利回りは続落し、一時-0.744%と過去最低を更新。ECB理事会でQEの延長の可能性や、ドイツ債需要の高まりも。

ECB=短期資金調達市場で、国債貸し出しの拡大を検討→ ドイツ最利回りが上昇しユーロ買いが強まる。

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