2016/11/04

2016年11月4日(金曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2016年11月4日(金曜)アジア・欧州市場序盤の動き

クリントン氏勝利と思いながらも、ひょっとしたら!の「トランプ・リスク」を意識したリスク回避の流れに為替相場も巻き込まれ、円高の流れの継続が目立っている。

しかしながら、本日は週末の金曜日。クリントン氏側からトランプ氏への攻撃へと巻き返しも無きにしも非ず在らず。また、今日の米雇用統計を前にして、オーバーヘッジもできず。緩やかなドル買い戻しへと変化している。

日経平均株価は-229.32(-1.34%)下落、中国株は小幅低下で、原油価格(WTI)は45ドルを回復できず44ドル台後半で推移。

豪中銀四半期インフレレポートは「豪経済成長率が来年、潜在成長率付近の水準に達した後、2018年には3~4%に加速へ」とやや強気。


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

USDJPYは、前日の102.50台をボトムに、今日は仲値の攻防にも、株安=円高の方程式も有効とならず、週末+米雇用統計の重大イベントを控え、102.80台をボトムに下げ止まり、103.30台まで上昇。ただし、本格的な上昇局面にはいる要因も考えにくく、戻り売り圧力は続きそうである。

GBPUSDは、昨日の急進の余波を受け、GBP安=インフレ圧力に、BOEの利下げ期待がやや遠のき、利上げ選択肢も考慮にいれ、インフレ+成長見通しを引き上げたことで買いの流れが続いている。GBPショートはカバーを入れざるを得ず、底堅い値動きが続くことが予想でき、1.2500の壁をいつ、どのように超えるのかが注目される。

AUDUSD+NZDUSDは、株安+原油安、米雇用統計を前にして売り圧力が強く共に値を下げている。AUDUSDは、豪中銀四半期インフレレポートは「豪経済成長率が来年、潜在成長率付近の水準に達した後、2018年には3~4%に加速へ」と、やや強気なムードも見られたが、0.77の大台を超えられず、逆に値を下げている。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※


豪中銀金融政策報告=コモディティー(価格が中国の強い需要に支えられて上昇し、持続的な経済成長を達成できる見込み。豪経済成長率が来年、潜在成長率付近の水準に達した後、2018年には3~4%に加速へ

豪中銀金融政策報告=経済成長率、インフレの見通しはともに8月時点からほぼ変わらず。2017年の成長率は2.5─3.5%と予想。コアインフレ率は1.5%で安定的に推移した後、2018年末までに2%に上昇する見込み。

豪中銀金融政策報告=石炭の大幅な価格上昇で交易条件が改善し、コモディティー輸出見通しを上方修正

ロウ豪中銀総裁は=ここ数年のパターンからの大きな変化を示している。


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※