2016/11/22

2016年11月22日(火曜)21日、海外市場の動き(午前6時前後)

2016年11月22日(火曜)21日、海外市場の動き(午前6時前後)

ドル高傾向は続き、ドルインデックスは14年来の高値へ。米株は上昇し、米10年債は2.3%台と伸び悩むも、2年債は入札を好感し一時1.0888%まで上昇。原油価格(WTI)は30日のOPEC総会で生産合意の可能性との報道に一時47.80ドルへ上昇。

為替相場は、早朝の東北・関東地方の地震に急速に円買いが強まり、英国はEU離脱で欧州側と前提合意の締結を検討とのうわさひ、ポンド買いが強まり、GBPUSDは上昇し、EURGBPは続落。

EURUSDは、一時1.0650近くまで上昇するも、ドラギECB総裁、クーレECB専務理事(欧州議会で証言)で、超金融緩和政策によって域内経済を下支えすることが必要と発言に、12月の理事会でQEの延長を決定するとの思惑が広まり、一時時1.0590近くへ下落。EURUSDの売り圧力となり、EURGBPの売りもあり上値は重くなる。

GBPUSDは、英国はEU離脱で欧州側と前提合意の締結を検討とのうわさに、ポンド買いが強まり、GBPUSDは上昇し、EURGBPは続落。一時1.2510台まで上昇し、1.2450をボトムに高値圏で推移。

USDJPYは、欧州市場の安値110.40台から米国市場に一時111.30台まで俗信するも、引き続き111円台の売りに伸び悩み、早朝の東北・関東地方の地震に円買いが強まり、1110.50割れまで続落。引き続き売り圧力が続く。

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OPEC専門家会合(21日~22日 11月30日のOPEC総会への提案)でイラン・イラクが生産合意を示唆。21日の会合で最終的な合意に楽観的との報道に、原油価格は上昇へ。

フィッシャーFRB副議長=生産性の向上を目指す財政政策の導入を要請。

ドラギECB総裁(欧州議会で証言)=インフレ目標の達成に向けて、金融緩和の水準を維持する必要がある。需給ギャップは少しずつ解消しつつあるものの、インフレ率の目標水準への回帰は異例の金融支援継続に依存。ECBはインフレ率が中期的に2%弱の目標水準へと持続的に戻るため極めて大規模な金融緩和政策を維持することにコミットしている。

ドラギECB総裁(欧州議会で証言)=トランプ氏の勝利により、見通しが難しい長期的な影響が出てくる。

クーレECB専務理事(欧州議会で証言)=異例の金融緩和の解除に着手する必要があるがその時期ではない。緩和解除にはインフレの持続的な加速が必要。

米2年債入札2009年来の高水準=最高落札利回り1.085%に上昇。

調査会社トリムタブス・インベストメント・リサーチ=11月17日までの8営業日で、米国市場のETFに過去最大の457億ドルが流入。

フィッチ=ユーロ圏選挙で大衆迎合主義的な政党が勝利すれば格下げにつながる可能性がある。

米短期金利先物相場は12月の0.25%の利上げを95%織り込む。