2016/11/15

2016年11月15日(火曜)14日、海外市場の動き

2016年11月15日(火曜)14日、海外市場の動き(午前5時半現在)


米金利と米株は伸び悩むも、引き続き高値圏を維持。今後も上昇期待が続き、為替相場は、ドル全面高。トランプ政権移行チーム=スティーブン・ムニューチン氏(元GS)を次期米財務長官に推薦。

USDJPYは108円台半ばまで上昇、EURUSDは1.0710、GBPUSDは1.2440まで続落。ただし、AUDUSDは0.7520~70のレンジ、NZDUSDは0.7070~0.7110のレンジで推移。

NYダウは上昇からスターとし+30.58(+0.16%)と小幅上昇にとどまる。原油価格(WTI)は43.48ドルへ上昇、米10年債利回りは2.3%をピークに伸び悩むも2.2%台を維持。

USDJPYは、日本第3四半期GDP・速報値の前年比は2.2%と予想外に強く、鉱工業生産・設備稼働率も強い数字となったが、米金利の上昇+株高の流れに12月の米利上げ期待は強まり、インフレと成長期待に継続的な米利上げが見込まれ、円売りは止まらず。

大きな押しも見られず、買えないリスクが広まり、107円、108円をクリアし108.50台まで続伸、クロスでも円売りの流れが目立つ。USDJPYは107円をボトムとした新たな円売り・ドル高へ。

GBPUSDは、EURGBPの売りなど先週続いたクロスでのポンド買いも見られず、ドル全面高の影響を受けはじめ1.25を割り込み続落し、1.2300が次の大きなポイントに。

EURUSDは、トランプ次期米大統領の政策を好感、ユーロ圏と米国の成長と金利差拡大期待に、週明けのオセアニア市場の1.0840を高値に、売り圧力は止まらず1.0710割れまで続落。2015年11月の1.0500台が視野に。

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EU外相・国防相会議=トランプ米次期大統領が選出されたことで、欧州は米国と歩調をい合わせず、は自らの安全のために行動を起こせるようになる必要がある。

カプラン・ダラス連銀総裁=債券利回りの上昇に、FRBは一段の利上げ予知がある可能性。トランプ次期大統領の経済政策の影響を検証するには時期尚早で、2017年のGDP予想2%と変わらず。

レンツィ・イタリア首相=12月4日の国民投票で憲法改正が否決された場合は辞任すると示唆。

英10年債利回り1.491%まで上昇、5月の1.5%に近づく。

トランプ政権移行チーム=スティーブン・ムニューチン氏を次期米財務長官に推薦。選挙戦でトランプ陣営の全米財務責任者を務め、財務長官候補として有力視されていた。GSの元パートナーで、現在デューン・キャピタル・マネジメントの最高経営責任者(CEO)兼共同創業者。

経済ビジネスリサーチセンター(CEBR)と日立キャピタル(UK)が14日に公表=英国のEU離脱選択で、企業幹部らはポンド安や将来の英・EU関係の不透明を理由に、当初の投資計画の遂行に消極的な姿勢で、投資額655億ポンド(約8.84兆円)が先送りや中止に。

NY連銀10月の消費者期待調査=1年債気インフレ期待1.25→2.59%へ上昇、所得の伸び2.6→2.5%へ低下、ガソリン価格4.8→5.0%へ上昇、失業の可能性39.4→38.8へ低下。