2016/11/30

2016年11月30日(水曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2016年11月30日(水曜)アジア・欧州市場序盤の動き

アジア市場は伸び悩むも大きな動きは見られず、為替相場もOPEC総会や欧米の経済指標を見守る動きにとなった。

変動が始まったのは、欧州市場に入ってからで、欧州発の経済指標では大きな変化はみられなかったが、日本時間の午後4時ごろスタートと思われるOPEC総会に向けて、アンゴラ、アルジェリア担当相が「OPECで合意できると考えている」との報道に、原油価格が急進。

原油関連の通貨でもある、USDCADは急落、GBPUSDも上昇し、EURUSDも連れ高へ。USDJPYは112.円台半ばでの動きから、「原油高=円売り」のセオリーが復活し、クロスで円売りが加速し、113円を狙う動きへと変化。

英BOE金融安定化報告+カーニーBOE総裁は、EU離脱のリスクが指摘されるも、GBPUSDは1.2460台をボトムに底堅く、原油価格の上昇に1.2500台まで続伸して上げ止まる。


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アンゴラ、アルジェリア担当相=OPECで合意できると考えている。→ 原油価格が上昇し、関連通貨のCAD+GBPが上昇へ。

ドラギECB総裁(スペイン紙)=ユーロ圏インフレ率は2018~2019年に2.0%弱の水準に戻る。

日銀=従来型のETFを購入せず。設備・人材投資企業支援のETFを12億円購入

BOE金融安定化報告=EU離脱の影響について査定中。ハードランディングとなれば銀行システムと経済に悪影響。リスクとしては、EU離脱に加えて経常赤字、高水準の家計債務、商業用不動産、市場の流動性、世界的環境。

BOE金融安定化報告=英国の金融安定は厳しい状況にる。ポンドのフラッシュクラッシュは脆弱な流動性の懸念が拡大。

カーニーBOE総裁=米国が先導する状況で、世界貿易の鈍化が加速する可能性がある。英経済見通しは引き続き不透明感がある。

カーニーBOE総裁=EU離脱により追加的なリスクが存在。経常赤字は依然として高水準。ポンド安は英経済がより閉鎖的になになり、実質所得の伸びがより穏やかになると予測できる。

カーニーBOE総裁=米利上げで中国からの資金流出が加速するだろう。英国とEUの関係が明確化するには時間が必要。

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