2016/11/09

2016年11月9日(水曜)8日、海外市場の動き(午前5時現在)

2016年11月9日(水曜)8日、海外市場の動き(午前5時現在)

米大統領選の投票結果の発表前にして、クリントン氏勝利の期待感が膨らみ、流れはリスクオン。結果、12月の米利上げ期待も膨らみ円全面安。米株は上昇+米金利は上昇+原油価格も小幅高。

10年債利回りは1.8261→一時1.87%台、2年債も0.8178→0.86%台へ上昇、原油価格(WTI)は45ドル台を回復し、流れはリスクオン。

為替市場は、クリントン勝利期待にリスクオンに、主要通貨(JPY+EUR+GBP)でドル高傾向が続き、特にJPYは全面安。資源国通貨・中国関連通貨(AUD+NZD+CAD)+新興国通貨(BRJ+MXN+ZAR)は強いが、政情不安にTRYは弱い。

USDJPYは、アジア市場の104.30円割れをボトムに、欧州市場はクリントン氏優勢に円売りが強まるも、弱い株価に伸び悩み104.80台で上値は限定的。米国市場に入り、円はクロスでも全面安。弱い米株のスタート+JOLT労働調査に一時104.50台まで値を下げるも、米株の上昇と共に円売りが再開し105.20近くまで上昇しようやく上げ止まる。クリントン氏勝利を期待し、上下両院の米議会の勢力図と、米大統領選の結果を見守る動きへ。

AUDUSDは、アジア・欧州市場は0.7690~0.7720のレンジで動けず。米国市場に入り、クリントン氏勝利を期待し、米株の上昇と共に新興国通貨高+リスクアセットも上昇、AUD買いが強まりる。前日の高値0.7730を超えてからは、ストップロス+クロスでのAUD買いが強まり0.7750台まで上昇し、高値圏で推移。

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エバンズ・シカゴ連銀総裁=12月に利上げを見送るには大きなネガティブサプライズが必要。利上げに対しては忍耐強く来年末まで3度の利上げを予想。

各ブックメーカーではトランプ氏勝利の確立が高い=アイルランドのパディー・パワー=クリントン氏勝利の確立81.8%、トランプ氏22.0%、英ラドブロークス=76%、24%、英ベットフェア=80.0%、20%。

英最高裁判所=EU離脱手続きで議会の承認が必要かの判断を、年明け以降の可能性を表明。

英国立経済社会研究所(NIESR=8~10月のGDPは0.4%に鈍化を予想。


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