2016/11/19

最新のIMMポジションから、 2016年11月19日(土曜)

最新のIMMポジションから、 2016年11月19日(土曜)

IMM通貨先物の最新データ(11月15日)では、7通貨(円、ユーロ、ポンド、スイスフラン、カナダドル、豪ドル、NZドル)の合計ネットショート・ポジションは、前週の-173,214→-176,051へと拡大するも、トランプ相場で為替市場ではドル急上昇したことに反して、ショートは予想外に少なく、驚いている。

私が数字にカウントしていないメキシコペソは、-32,996→-45,153とショートが拡大していた。FX市場では、メキシコペソはもちろんのこと、トルコリラ、ロシアルーブル、人民元、南アランドなど新興国通貨は弱く、株価を見てもMSCIEMも値を下げている。

ちなみに、15日のFXの終値を見てみよう。USDJPY109.194、EURUSD1.07232、GBPUSD1.244491、AUDUSD0.75569で、15日の段階であまりにも通貨が急落急上昇しすぎて、戻りを待っているのか不明ながら、この数字から受ける危惧は、通貨のショートが溜まっていないリスクである。

もちろん、15日以降にさらにドル高(通貨安)が進行していたことを考えれば、通貨をショートを積み増ししていた可能性は高かったと思われるが、それは22日付のデータを確認するまではわからない。
ちなみに、OPTIONの世界でも、USDJPYの1か月デルタ25のリスクリバーサルではドルプットオーバーながら15日から急速に変化し、週末は-0.7%まで低下し1週間、3か月を含めドルコールオーバーに変化する可能性が出ている。


以下、データをご覧ください。

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