2016/11/12

2016年11月11日(金曜)欧州・米国市場序盤の動き

2016年11月11日(金曜)欧州・米国市場序盤の動き

週末の金曜日。米国市場はベテランズデーで休場ながら、株式市場は取引があり、結果はNYダウは+39.44(+0.2%)と小幅上昇。原油価格(WTI)は続落し一時43ドル近くまで続落。

為替市場は、ドル急騰後の調整も少なくドル高傾向を維持。原油価格の続落もありCADは下落、資源価格に敏感なAUD+NZDも弱い。

予想外に強い米ミシガン大学消費者信頼感指数91.6(予想87.9 前回87.2)と、インフレ期待指数も2.4→2.7%へ上昇し、また、フィッシャーFRB副議長は「最大限の雇用と物価の安定という目標をほぼ達成し、利上げの論拠が強まっている」と発言し利上げ期待が強まる。

本来なら強気の両材料にドル買いが強まるも、トランプショックが冷めきれず。12月のFOMCの利上げ見通しも不透明で、全体的に全てが不透明なままながら、高値圏で維持しているドルを見ると積極的ドルを売り要因も見当たらず。

ただし、USDJPYの107.00、107.50円の大きな重要な壁は消えず。既に英国のEU離脱を選択した英国より、総選挙を控えたユーロ圏各国の今後の不透明感がより強い。昨日のトランプ+オランド電話会談で示されたようにパリ協定破棄と移民政策のの姿勢は変わらずなど考えれば、リスク資産の売りが続きそうでもある。

米次期財務長官の人選(GSダイモン氏?)=今後の政策が気になる。


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トランプ次期米大統領の決定に、新興国から資金流出し新興国通貨は下落し、インド・インドネシア中銀は自国通貨買いの介入を実施。

フィッシャーFRB副議長=金融政策当局として最大限の雇用と物価の安定という目標をほぼ達成し、利上げの論拠が強まっている。ただし将来は不確実なものであり、金融政策にはあらかじめ決められた過程はない。

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