2016/11/26

2016年11月26日(土曜)、昨日25日、海外市場の動き

2016年11月26日(土曜)、昨日25日、海外市場の動き

米国市場は感謝祭の翌日で、株式・債券市場は短縮取引で早めに取引を終え、強かった米株+米金利も調整され、新興国通貨も上昇し、ドル全体に売りの中で終了している。

米金利と米株は上昇を維持できず反落するも、10年債利回りは2.35%台(一時2.41%台)、2年債も1.116%(一時1.166%台)と高水準を維持し、NYダウは+47.81(+0.26%)で取引を終えている。また、30日のOPEC総会を前にして28日OPEC・非OPECの会議が突然中止となり原油価格の下げが目立っていた。

為替相場は、一日を終えドルは前日か値を下げている。米国市場が短縮取引で、金利・株式が急速に上昇幅を縮小したこともあるが、為替市場への影響は弱く、調整幅は最近のドル急騰の中では以外にも少ない。

NZDUSDは0.6%、AUDUSDは0.44%、EURUSDは0.41%との上昇となっているが、USDJPYは-0.12%と限定的で、USDCADは原油価格(WTI)が45.96(-4.178%)の下げに、+0.22%とドル高へと動いている。

USDJPYは、東京市場の午前9時過ぎの高値113.90近辺を高値に、欧米市場では112.60割れまでトライするも、米金利と米株高の影響と週末・短縮取引でもありさらにドルを売る動きは見られず。終盤かけて金利と株が上昇幅を縮小し原油価格が大きく値を下げるも、113.30円近辺を高値にし、113円を中心とした狭い値動きの中で終了している。

EURUSDは、欧州市場の序盤に上昇した流れを受け、1.0580をベースに一時1.0620台まで上昇するも、12月4日のイタリア国民投票がどうしても意識され、ショートカバーとEURGBPの買い戻し以外では積極的な買いも見られず。

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28日予定のOPEC加盟国と非加盟国の協議が中止=30日のOPEC総会で減産合意の具体的実施について意見をまとめられないかもしれないとの不安が広まる。

サウジ(関係筋)=サウジアラビアは、来週28日に開かれるOPEC加盟・非加盟国による総会前の事前会合には参加しない。

ストゥルナラス・ギリシャ中銀総裁=インフレ目標達成はずいぶん先で金融緩和の段階的な解除(テーパリング)を協議するのは早過ぎる。

ドイツ下院=2017年の連邦政府予算案を賛成多数で可決。予算規模は3291億ユーロで、財政を均衡させ新規国債発行ゼロを見込む。


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