2016/11/14

2016年11月14日(月曜)欧州・米国市場序盤の動き

2016年11月14日(月曜)欧州・米国市場序盤の動き

トランプ氏の減税や支出拡大に成長とインフレ上昇を期待、株価は上昇+債券利回りは上昇し、ドルは全面高で円売りが続く。

原油価格は一時42.56ドルまで続落、米10年債利回りは一時2.3%まで上昇後、やや軟化。NYダウは上昇からスタート。

USDJPYは、トランプ新政権の規制緩和+減税+支出拡大に、株高期待が強く、日米金利差拡大も円売りを誘発し、107.50前後の攻防から上抜けし、クロスでも緩やかな円売りに、108円台を達成。買えないリスクに押し目は極めて少なく限定的。

EURUSDは、1.0800~10をトップに1.0720台をボトムにし続落傾向が続く。ユンケルEU委員長+コンスタンシオECB副総裁は、トランプ氏勝利がEUと米国関係にリスクと言い、米国の保護主義や国内政治リスクによって欧州が打撃を受ける可能性を指摘。

AUDUSDは、0.7520~60の狭いレンジで推移し方向感定まらず。NZDUSDも0.7070~0.7110の狭いレンジで推移し、原油価格の下げ+ドル高にも大きな変化は見られず。

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コンスタンシオECB副総裁=金融市場は経済成長の拡大を織り込んでいるものの、米国の保護主義や国内政治リスクによって欧州が打撃を受ける可能性がある。

コンスタンシオECB副総裁=市場動向は必ずしも、世界経済が成長を拡大し回復を加速させていることを示しているわけではない。

コンスタンシオECB副総裁=市場動向は米経済成長の拡大を指し示しているが、それは米国が第一という政策においての話。

コンスタンシオECB副総裁=世界的な不透明感による悪影響が具体化しないとの想定では、ユーロ圏経済の回復が続き、インフレが現在の0.5%から来年春までには1%を大幅に上回る水準へ。

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