2016/11/02

2016年11月2日(水曜)欧州・米国市場序盤の動き

2016年11月2日(水曜)欧州・米国市場序盤の動き

注目度の高いFOMCの影が薄るなるようような、不透明な米大統領選。クリントン氏に決まりと思いながらも、ひょっとしたらのリスクを回避する動きは止まず。為替市場は、ドル全面安で、円高+NZドル高の流れが目立っている。

FOMCは金融政策の据え置き以外にないと思われており、サプライズがあれば影響が大きい。12月のFOMCで利上げを示唆するような文言があるのか? ないのか? これを注目。

米株は値を下げてスタート、安全資産を求めた債券買いに米10年債利回りは低下傾向が続き、原油価格(WTI)は46ドル台を割りこみ続落。

独失業率は過去最低、失業者数は予想外の減少、ユーロ圏製造業PMIは予想を上回り2004年1月来の高水準で、EUR買いに拍車がかかりEURUSDの上昇が続く。米ADP雇用統計は前回が大幅に上方修正されるも予想を下回り、2004年1月以来の低水準。


USDJPYは、103.10近くをボトムに下げ止まるも、株安の流れに相変わらず反発力は鈍く、103.40円を超えられず。

EURUSDは、強い経済指標もあり、安全資産の部類に1.1100を上回り、続伸。

GBPUSDは、ドル売りの流れに1.2300を上抜け一時1.2350台まで、続伸。

AUDUSDは、弱い原油価格にも欧米市場では買いが強く0.7670台まで続伸。

NZDUSDは、早朝の豪雇用統計に急伸し、買いの流れを維持し0.7300の大台まで上昇。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※


GER 10月 雇用統計: 失業率6.0%(予想6.1% 前回6.1%)、失業者数=-1300人(予想0人、前回1000人)→ 失業率は予想を下回り過去最低水準で、失業者数は予想外の減少へ

GER 10月 製造業PMI・確報値=55.0(予想55.1 前回55.1))→ 予想を若干下回る

EUR 10月 製造業PMI/確報値=53.5(予想53.3 前回53.3)→ 予想を上回り、2004年1月以来の高水準

GBP 10月 建設業PMI=52.6(予想51.8 前回52.3)→ 予想を上回り4月以来の高水準

USD 10月 ADP雇用統計=14.7万人(予想16万人 前回15.4→20.2万人)→ 前回が大幅に上方修正されるも予想を下回り、2004年1月以来の低水準

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※