2016/11/21

2016年11月21日(月曜)欧州・米国市場序盤の動き

2016年11月21日(月曜)欧州・米国市場序盤の動き

フィッシャーFRB副議長曰く「金利の上昇は将来への自信を示す」

米株は上昇からスタート、米10年債利回りは2.32%と先週末2.366%の高値からやや低下。原油価格(WTI)は47ドル台後半へと上昇。

為替相場は、欧州市場に入り米金利が頭打ちとなり、GBPUSD+AUDUSD+NZDUSD+USDCADでドル売りの流れが強まる。ただし、USDJPYはクロスで円売りが強く下げ幅は限定的で、EURUSDはEURGBPの下落に上値も抑えられる。

USDJPYは、アジア市場で日本株高に111.10台まで上昇するも、予想外にドル買いの流れは鈍く、主要国でも積極的にドル買いも見られず。欧州市場に入ると、ドル売りの流れに一時110.50割れまで下落するも、クロスで円売りが強く、大枠110.50~110.95のレンジから、111円台を回復。

GBPUSDは、アジア・欧州市場の前半は大枠1.2310~70のレンジで推移していたが、EURGBPの売りの影響も加わり、1.2400を上抜けてからは買いが加速し1.2500まで上昇してようやく上げ止まる。

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コスタ・ポルトガル中銀総裁=保護主義的な傾向、ユーロ懐疑、英国のEU離脱、イタリアの国民投票、大衆迎合主義など、現在は先行き不透明感が非常に高い状態にある。

メイ英首相=政府は2020年までに法人税率を17%に引き下げる案をすでにまとめている。

ショイブレ独財務相=英国の法人税引き下げ計画をけん制。ECBに金融緩和策の縮小を求めた

フイッシャーFRB副議長=成長は上向いており、インフレは2%に向けてしっかりしている。雇用は力強く、経済は良好。金利の上昇は将来への自信を示す。

フイッシャーFRB副議長=為替相場が雇用情勢に影響を及ぼすとの意味ではかなり重要。米経済のインフレと失業の状況に基づき、FRBが実施する必要があることが阻まれることはない。

ビルロワドガロー仏中銀総裁=ECBは足元の不透明感に対応するため、今後数カ月の理事会で、すべての金融政策手段に対し現実的なアプローチで臨む。

独連銀月報=緩やかな成長が数四半期続いた後、センチメントと新規受注が上昇、雇用の伸びは続くと見込まれる。成長は夏季に一時的に低迷した後、第4四半期はかなり強まる可能性が高い。設備稼働率が引き続き大幅に上昇し新規受注も上向いている製造業を中心にセンチメントは大幅に改善した。


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