2016/11/03

2016年11月3日(木曜)アジア・欧州市場前半の動き

2016年11月3日(木曜)アジア・欧州市場前半の動き

東京市場が文化の日で休場の中、アジア市場は、円買いの流れは止まらずドルは全面安。欧州市場に入るとドルの買い戻しが強まるも、ポンド買いが続く。

アジア市場では、マイナス幅が減少した豪貿易収支、予想外に強い中国財新PMI、し中国株も底堅く、原油価格(WTI)も下げ止まり、AUDUSD買いが強まるが、AUDJPYの売りに押され伸び悩み一時値を下げる。

欧州市場に入ると、英裁判所は「リスボン条約50条発動には議会承認が必要と判断」との報道にポンド買いが強まり、BOEのインフレレポートは成長とインフレ見通しを引き上げ、ポンド買いが続き、EURGBPの売りに、EURUSDは売りへと変化、GBPJPYの買いにUSDJPYは買いへ変化へ。

USDJPYは、不透明な米大統領選のリスク回避の円買いは止まらず、一時102.50台まで続落するも、欧州市場に入るとドルの買い戻しが始まり、GBPJPYの買いがよく103.20台まで値を戻す。

GBPUSDは、アジア・欧州市場の序盤までは、GBPJPYのP売りが続き、小幅な上昇に留まっていたが、欧州市場に入り、英裁判所が「リスボン条約50条発動には議会承認が必要と判断」との報道に、1.2450台へ上昇、BOEのインフレレポートで1.2500の大台を試す動きへ。

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英裁判所=リスボン条約50条発動には議会承認が必要と判断→ EUとの交渉が軟化する可能性にポンド買いが強まる。EU離脱手続きめぐる控訴に備え既に日程を確保した。

BOE金融政策委員会=政策金利0.25%、資産買い入れ枠4350億ポンドの据え置きを、9対0で決定、予想通り、

BOEインフレレポート=2017年のインフレ見通しと成長見通しを引き上げ、ポンド買いが強まる。成長見通し=2017年0.8→1.4%、2018年1.8→1.5%、インフレ見通し=2017年2.0→2.7%、2018年2.4%→2.7%


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