2016/11/23

2016年11月23日(水曜)22日、海外市場の動き

2016年11月23日(水曜)22日、海外市場の動き

米株は上昇が続き、ダウ平均は1万9千ドル台へと+67.18(+0.35%)上昇、米10年債利回りは2.3%台と高止まりし、2年債利回りは米利上げをほぼ織り込み一時1.1%台まで上昇。原油価格(WTI)はOPEC総会で減産協議に一時49ドル台まで続伸。

為替相場は、AUDUSDの上昇(+0.51%)と、GBPUSDの下落(-0.54%)が目立ち、ベストパフォーマンスはGBPAUDの売りだった。OPEC総会に向け減産合意期待に原油価格は上昇するも、USDCADは0.17%上昇しCAD買いへと動けず。

ドルは全体的に調整色が強まっていたが、強いNAR中古住宅販売+リッチモンド連銀製造業指数にドル買いが一時強まる。午前1時過ぎのフィキシング近くからドル買いも弱まりながらも、米株高+米金利の上昇に全体的にドル高傾向は変わらず。

USDJPYは小幅上昇。終わってみれば0.31%の上昇と円売りの流れを継続。早朝の地震の影響に株安=円高が一時加速するも、110.20台→110.50台→110.80台と底値を切り上げ、強い米経済指標+米金利の上昇と米株高に、結局は111円台で終了。

円クロスでも円安傾向は変わらず。AUDJPYが0.82%の上昇と最も円安が加速、逆に、GBPJPYは-0.21%と主要通貨では唯一円高へと変化。

GBPUSDは下落。英公的部門純借入額の減少+CBIは予想外のマイナス幅の縮小にも、EURGBPやGBPAUDの買いの影響なのか、ポンド買いは鈍く逆に続落し一時1.2400を割り込むが終盤にかけ1.2410台まで値を戻す。

AUDUSDは上昇。ケント豪中銀総裁補佐の「鉱業が盛んな州の見通し改善。国内インフレ圧力の高まりとインフレ率がより正常な水準に漸進的に戻ることに寄与」と発言。AUDショートカバーが随時見られ、AUDクロスの買戻しが目立っていた。

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トランプ氏とインタビューしたNYタイムズ記者のツィッター=パリ協定から脱退するか先入観なしに精査し、米企業のコスト負担をも考慮。クリントン氏を調査氏追及する意思はないと語る。

欧州議会のEU離脱交渉担当フェルホフスタット氏=英国の離脱担当相のデービス氏と会談で、英国が価値を置く分野でEUの協力が得られると期待するべきではないと説明。同席のウェーバー議員は、英国のメイ首相が離脱交渉の詳細について明らかにしていないことを批判。

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EUR 11月 消費者信頼感指数・速報値=-6.1(予想-7.9 前回-8.0)→ 予想外に大幅な改善し9年半ぶりの高水準

USD 10月 中古住宅販売件数=前月比2.0%(予想-0.5% 前回3.2→3.6%)、年率換算件数 560万件(予想543万件 前回547→549 万件)→ 予想を大幅に上回る

USD 11月 リッチモンド連銀製造業指数=4(予想0 前回-4.0)→ 予想を上回る

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