2016/02/10

2016年2月10日(水曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2016年2月10日(水曜)アジア・欧州市場序盤の動き

株安+原油安は止まらず、円高傾向も続く!

日経平均株価は終盤にかけ値を戻すも-1.31%下落し15,874.62へ、WTIは28ドル台半へ下落、USDJPYはまたしても114.20台を底値に下げ止まる。

今夜午前零時にはイエレンFRB議長の半期に一度の議会証言が控えており、その結果が仮にタカ派であってもハト派であっても、相場が大きく変動することは間違いない。

また、発言のヘッドラインが報道される度に、または、草案が発表される度に上下に変動することも考えられる。

そのため、投機的なポジションはキャリーできにくく、売りたい人、解体人もターゲットに入るまでは、無理をせず、待ち構えていることであろう。

事前の動きを考えると、世界経済を危惧しながらも、利上げの継続をソフトに表すと思われる。そして、ドル高の悪影響をどのくらいオブラードに包み発言するのであろうか? それが問題である。

明日は東京市場が休場で、来週月曜15日は米国市場がプレジデンツデーで休場となる。波乱の相場が続くには絶交のスチュエーションとも考えられる。

USDJPYは、115.00、115.20、115.50円の上値の壁が、下値は114.20,114.00,113.80円近辺に底堅いと思われる。今日のイエレンFRB議長の議会証言の結果を受け、これらの上下水準を仮にブレークしても、その流れを継続できるかは疑問。

EURUSDは、1.1250台へ続落するも引き続き1.12の大台を維持。GBPUSDは逆に1.45台へ上昇、激しいEURGBPの売りの影響を受けている。

逆に、AUDUSD+NZDUSD+USDCADと、ドル売りが加速、値動きは資源国関連通貨の買い戻しが続いている。