2016/02/04

2016年2月4日(木曜) アジア・欧州市場序盤の動き

2016年2月4日(木曜) アジア・欧州市場序盤の動き

欧州時間へ入り、ポンドの動きに注目!

日経平均株価は一時17,000円台を割り込むも、値を戻し前日比-146.26円で終了。上海総合は1.53%上昇、WTIは33ドル手前まで一時上昇へ。

為替市場は、予想外に動きは少ないが、欧州市場に入り原油価格は売りが強まり、EURUSD+GBPUSDは上昇、USDJPYは下落し117.70円台と、今日のレンジの下限近くまで値を下げている。そして、AUD+NZDも上昇している。

黒田日銀総裁は、マイナス金利政策を、「マイナス金利付QQ」と呼び、いたずらに長くやるものではないと言うも、手詰まり感は免れず。

USDJPYは、ショックを隠せない。目先は、ポンド中心の相場変動と、明日の米雇用統計を意識した値動きになりそうである。日本発の材料ではないものの、118円台を維持できないとさらに円高のムードが高まる可能性が気になる。

GBPUSDは、GBPの強さを継続。昨日のNY市場クローズ直前の高値1.4650近辺からアジア市場にかけて値を下げるも、1.4560台で下げ止まり、再び上昇へ。今日は、BOE金融政策委員会+議事録+四半期インフレレポート+カーニーBOE総裁記者会見と、午後9時から重要なイベントが集中しており、ポンド相場の新たな展開が予感できる。

EURUSDは、EURの強さを継続。アジア市場ではやや値を上げるも、1.1070近辺をボトムに下げ止まり、欧州勢の参入に再び、昨日の高値1.1140台を目指す勢いへ。

重要なポイント1.1000、1.1100を超えたことで、テクニカルには新たな展開の始まりを期待でき、Dailyチャートでは、ダウントレンド上限に差し掛かり注意が必要。英国が求めるEU改革案の草案に関して18日、19日のEU首脳会議はどのような答えをだすのか、気になる。

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黒田日銀総裁=マイナス金利付QQEは、2%の物価目標の達成のため、いたずらに長くやるものではない。個人の預金金利がマイナスになる可能性はない。マイナス金利幅を拡大させていく可能性を否定。

中国人民銀行の陸局長=中国の経済的安定が、金融の混乱によって高まるリスクに直面する可能性があり、政府は今年、マネー、為替、株各市場の過度な変動を防ぐ措置を講じるべき。

中国人民銀行=春節前に6日連続でリバースレポを実施。

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