2016/02/09

2016年2月9日(火曜)欧州・米国市場序盤の動く

2016年2月9日(火曜)欧州・米国市場序盤の動く

株安+原油安=円高+ユーロ高=AUD安+NZD安+GBP安

欧州株は弱く、独DAX-1.88%、英FTSEは-1.42%、米株先物の下落へ。WTIは29ドル台前半へと低下。為替市場は、USDJPYは再び114.50円を割り込み、EURUSDは1.1300へ上昇し、円とユーロの買いが続く。

ECBの追加利下げとQEの再延長のリスク、日本株急落と円高加速に、日銀の再利下げを期待する声も強く、市場の変動率は高止まりし、相場変動が続く。

欧州市場に入り、株安と原油価格の下げが強まり、為替市場ではリスク回避の動きが続いている。

USDJPYは、アジア市場の終盤、欧州市場の序盤に115.50近くまで上昇するも、株安+原油価格の下落に、114.40円われまで続落。マイナス金利の影響を消化できず、下値リスクの流れは変わらず。

EURUSDは、弱い独鉱工業生産と独貿易収支、弱い欧州各国の株価+止まらぬ金利低下にも関わらず、1.1250を超えユーロ買いの流れが強まり、EURGBPの買いも多く1.1300まで上昇。新たな展開を予感させる。

GBPUSDは、貿易赤字が予想を下回り改善、ドル売りの流れに一時1.4480まで上昇するも、EURGBPの買い要因と思われるGBPUSDの売り1.4400割れまで下落。


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JPモルガン=ECBは中銀預金金利を、3月に中銀預金金利を-0.5%に引き下げ、その後、早ければ6月にも同金利を-0.7%に引き下げる可能性がある。債券買い入れ策の期限も2017年末まで延長を予想。

バイトマン独連銀総裁=経済見通しは数年前より暗い。インフレ率は予想よりは遅く上昇。ECBは3月の理事会で新たな見通しを協議する。市場の変動がアジアから世界の他の地域へ広がっている。

ビルロワドガロー仏中銀総裁=欧州回復見通しに下方リスク。金融政策は経済を支えられるが、何でもできるわけではない。