2016/02/27

2016年2月27日(土曜)昨日26日 海外市場の動き

2016年2月27日(土曜)昨日26日 海外市場の動き

一言、ドル全面高(DXY=97.29→98.09)。米国発のGDP+個人所得・個人消費+信頼感指数と強く、米金利は上昇(2年債利回り=0.726→0.791%)。

逆に、ユーロ圏景況感指数は弱く、独HICP・前年比はマイナスへ低下と弱い。原油価格(WTI)は35ドルを達成できず、逆に33ドルへ逆戻りし、米株は小幅下落(DJIA=-57.32ドル-0.34%)。

USDJPYは、強い米GDPを受け113.20台を上抜けしてからは続伸、一時114円台を達成してようやく上げ止まる。円クロスでは、CADJPYの上昇を除き、基本は大きな変動は見られず、ドル高の流れへ。

111円のボトムから3連騰し約3円幅の上昇に111円~115円のレンジに戻ったのか? 先の底値水準の116円を超えてくれば、円高相場の終わりと思われるも、G20明けの動きを注目したい。

EURUSDは、弱い欧州・独発の経済指標に徐々に値を下げ、強い米経済指標に続落。1.1000を割り込んでから売りの流れが加速し、1.0910台でようやく下げ止まる。

6月23日の英国民投票の不透明感+3月ECB理事会の追加緩和の可能性の高まりに、いつもながらGBPを含めEURも潜在的な売り圧力が残る。

AUDUSD+NZDUSDは、強い米GDPを引き金に米金利は上昇し、原油価格も上昇から値を下げ、AUD+NZDは続落へ。AUDUSDは0.7200を割り込んでからは続落0.7120台で下げ止まるの、反発力は弱い。NZDUSDは0.6740、20と節目で下げ止まるも、強い米経済指標が続き、米金利が上昇すると続落、0.6720台で下げ止まるも、反発力は弱い。

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パウエルFRB理事=指標に基づき、毎回のFOMCで決定を行うことで、市場を折りに触れて驚かせる可能性がある。

パウエルFRB理事=FOMCメンバーの金利予測の分布を示す「ドットチャート」は、経済見通しは先行不透明で、政策の道筋をめぐってもかなりの先行き不透明感が存在することを強調する一助となる。

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USD 第4四半期GDP・改定値=前期比年1.0%(率予想0.4% 前回0.7%)、個人消費=前期比2.0%(予想2.2% 前回2.2%)、GDPデフレ―ター前期比年率0.9%(予想0.8% 前回0.8%)、コアCPEデフレーター前期比年率1.3%(予想1.2%  前回1.2%)→ 個人所費は予想を下回るも、GDPは前回と予想を上回り直後はドル買いが強まる

USD 1月  個人所得=前月比0.5%(予想0.4% 前回0.3%)、個人消費支出=前月比0.5%(予想0.3% 前回0.0→0.1%)、PCEデフレーター=前月比0.1%(予想0.0% 前回-0.1%)、前年比1.3%(予想1.1% 前回0.6→0.7%)、PCEコア・デフレーター=前月比0.3%(予想0.2% 前回0.0→0.1%)、前年比1.7%(予想1.5% 前回1.4→1.5%)→ 予想を上回りドル買いが強まる

USD 2月 ミシガン大学消費者信頼感指数・確報値=91.7(予想91 前回90.7)→ 予想を上回る

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