2016/02/24

2016年2月24日(水曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2016年2月24日(水曜)アジア・欧州市場序盤の動き

日経平均株価は弱く上海総合は強く、ミックス。欧州序盤は下落からスタートしWTIは31ドル近くへと大幅低下。

原油安=ドル高+円高の方程式はアジア市場は有効となったが、欧州市場に入ると利食い先行に、一時円安+ドル売りへと変化するも、大きな流れを作れず。

逆に、EURUSDは再び1.100の大台を割り込み弱く、GBPUSDは1.4000をクリアに超えられず売り圧力は止まらず。

EURUSDの弱さは、GBPUSDが足を引っ張っていることもあるが、3月のECB理事会で追加緩和期待(中銀預金金利マイナス幅拡大)を織り込んでの値動きとなっている。

GBPUSDの売りの流れは変わらず、大きな変化を示すことは難しい状況が続いている。やりすぎ感も強く売りから入ることを難しくしているが、リーマンショック直後の1.3500をねらっているのか?

AUDUSDは、豪州の第4四半期の賃金価格指数、前年比の伸び率は1997年の統計開始以来の低水準となり、一時売りが強まったが大きく崩れることもなくしぶとさが目立っている。ただ、0.7200の上値は多くなり、0.7150を割り込むと危険信号が点灯。

USDJPYは、やりすぎ感は強いも買いが弱く非常に不安感に陥る。政府・日銀の警戒感は強く売りにくいことは確かで、逆にそれが上値を重くしている逆の現象になっている。112.80を超えない限り、113.30を超えない限り、大きな戻りは期待薄。本当に円は強くしぶとさが目立つ。

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英社会調査全国センター英世論調査=60%がEU残留に賛成。

ユーガブの世論調査=英国のEU離脱支持は31%(-6%)に低下、残留支持が43%

豪連邦統計局=2015年第4四半期の賃金価格指数(時間あたりボーナスは除く)は前期比0.5%上昇、前年比2.2%上昇と、伸び率はともに第3四半 期から鈍化へ。前年比の伸び率は1997年の統計開始以来の低水準

ヒラリー・クリントン前国務長官=通商政策について、日本や中国が為替操作を行っている。統領に就任した場合は対抗措置を検討する考え。

黒田日銀総裁=市場変動によって日本の経済・物価に悪影響があれば、躊躇なく政策対応を検討する。

黒田日銀総裁=マイナス金利導入以降も国際金融市場の変動が続く中で「投資家のリスク回避姿勢が過度に広がっている。世界的に株価が軟調に推移し、ドル安傾向が続いている。

黒田日銀総裁=背景には、原油価格の下落や中国経済の動向のほか、欧州の銀行セクターへの懸念や米金融政策の先行き不透明感の強まりなどがある。

フィッシャーFRB副議長=市場混乱の影響を判断するのは時期尚早。3月FOMCで何をするのか現時点ではまったくわからない。原油安で物価がより長期にわたり低水準に留まる可能性がある。