2016/02/06

2016年2月6日(土曜)昨日5日、海外市場の動き

2016年2月6日(土曜)昨日5日、海外市場の動き

米雇用統計の判断は、果たして正しいのか? 疑問が残るも結果はドルショートポジションの巻き戻しで、今後の方向性はさらに不透明。

欧米株価は弱く、原油価格も31ドルへ低下。AUD+NZD+CADの下げ幅は大きくドル全面高も円はクロスで全面高。

注目の米雇用統計は複雑。米非農業部門雇用者数は15.1万人弱くでたが、失業率は低下し平均時給は上昇。にわかに米追加利上げ観測が高まったのか、米2年債利回りは小幅ながら上昇し、右往左往しながらも、ドルは全面高。

リスク回避の流れに戻ったのか、週末のポジション調整なのか、原油価格も弱く、資源国関連の通貨、AUD+NZD+CADは弱く、逆に円は全面高。そして、ドル高の流れに、EUR+GBPも弱い。

USDJPYは、全般にわたりドル高の流れにも動きは鈍く、結果的にクロスでは円高へ。米雇用統計直後に116.30~117.40の上下変動が激しくなったが、午前1時以降は動きは弱まり、結局は116.80円と水準的には大きな変化は見られず。

EURUSDは、1.1180~00の水準から、米雇用統計直後は弱い非農業部門雇用者数に1.1240と上昇しながらも、失業率の低下と賃金の上昇に売りへと変化。1.1100台を底値に1.1160台まで値を戻して終了。

AUDUSDは、米雇用統計直後の0.7210台を高値に、続落傾向は止まらず、結局は0.7050台と安値引け。

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USD 12月 雇用統計:失業率=4.9%(予想5.0% 前回5.0%)、非農業部門雇用者数=15.1万人(予想19.0万人 11月29.2→26.2万人、10月25.2→28.0)、平均時給=前月比0.5%(予想0.3% 前回0.0%)、前年比予想2.5%(2.2% 前回2.5→2.7%)、週平均労働時間=34.6(予想34.5 前回34.5時間)→ 非農業部門雇用者数が弱くドル売りへ→ 失業率は低下し、平均時給は上昇しドル買いへ、結局は強弱が混在

USD 12月 貿易収支=-433.6億ドル(予想-428億ドル 前回-423.7→-422.3億ドル)→ 予想より赤字額が拡大へ

CAD 1月 雇用統計: 失業率=7.2%(予想7.1% 前回7.1%)、雇用ネット変化率=-5,700人(予想6,500人 前回22,800→24,100人)、労働参加率=65.9(予想65.9 前回65.9%)、フルタイム児湯欧=5,600人(予想 前回→-9,600人)、パートタイム雇用=-11,300人(予想 前回→32400人)→失業率は予想外に上昇、雇用ネット変化や予想外の減少へ

CAD 12月 貿易収支=-5.9億カナダドル(予想-22億カナダドル 前回-19.9→-15.9億カナダドル)→ 予想外にマイナス幅が縮小