2016/02/23

2016年2月23日(火曜)欧州・米国市場序盤の動き

2016年2月23日(火曜)欧州・米国市場序盤の動き

欧州株は軟調に推移、米株先物は大きな動きは見られず。WTIは4月は小幅下落。

独GDPは前年比2.1%と速報値と変わらず。独Ifo景況感指数を予想外に弱く、ユーロ圏経済の弱さを意識、EURUSDは1.1000の壁を割り込み下落へ。

GBPUSDは、EURGBPの売りの影響に、GBPUSDは上昇するも1.4150をトップに相変わらず上値は重い。カーニーBOE総裁はマイナス金利を強く否定。次の一手は利上げだが新興国市場のリスクを懸念。1.4090~1.4150のレンジで動きは鈍い。

USDJPYは、111.80円をボトムに小幅なレンジで推移。クロスでの円買いも弱まる112円を中心とした上下10pipsの相場から112.30台へ上昇へ。

AUDUSDは、調整による売りにも下げ幅は限定的、0.7250台をトップに底堅く推移。

NZDUSDは、0.6680~6710台の狭いレンジで上下し、方向感定まらず。

USDCADは、原油価格の上昇力も弱まり底堅く推移し、CADはやや軟調い推移。

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カーニーBOE総裁=マイナス金利導入の意思も関心もまったくないと強調。経済成長が続く中、国内金利は向こう3年間で上昇する可能性は大きいが、新興国市場のリスクが強まり、金融政策にあらかじめ決まった道筋はない。

カーニーBOE総裁=景気が追加刺激を必要としている場合、金利をゼロに向けて下げることや、追加の資産買い入れなど資産を買い入れることも可能。

カーニーBOE総裁=英国がEUを離脱する場合は、影響の大きさだけでなく、影響が持続するかも考慮に入れる必要がある。

シャフィクBOE副総裁(議会への年次報告書)=金融市場が予想しているよりも早く利上げを行う可能性がある。いったん不透明感が払しょくされれば、市場の利回り曲線が示唆するよりも速いペースで利上げすることが正当化される。

シリア政府戦闘作戦の中止で合意。

独Ifo経済研究所=2016年の独経済成長見通しで、昨年12月の予想1.9%から引き下げる必要がある。

英大手企業の経営陣200人は、EU離脱リスクの警告する投書に署名。

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