2016/02/01

2016年2月1日(月曜)欧州市場の動き

2016年2月1日(月曜)欧州市場の動き

東京市場の華やかな株高(1.98%上昇)に反して、海外市場は輝けず。

上海総合は-1.78%、現時点では、FTSE-1.34%、独DAX-1.34%と弱く、WTIは32ドルを割り込む勢いで、日本株先物は17,700円台と値を下げている。

EURUSDは、緩やかに上昇し、クロスでもEUR買いが目立った。ユーロ圏製造業PMIはやや強く、ノボトニーオーストリア中銀総裁から追加緩和の過度の期待をたしなめる発言もあり、1.0850台を維持しながら1.0880台まで上昇するも、動きは穏やか。

米個人所得は前月比0.3%と予想の0.2%をやや上回り、個人消費は0.0%と予想0.1%をやや下回り、ほぼ予想通りの結果に、発表直後の変動は見られず。

GBPJPYは、上下に変動しながらも底堅く推移。欧州市場に入り、強い製造業PMI+BOE住宅ローン承認件数に1.4320直前まで上昇から、原油価格や欧州株安に続かず、一時1.4240台まで値を上げ、底固め後は上昇し1.4300台を維持。

USDJPYは、動かず。東京市場の株高と流れは打って変わり、株先物は弱い。原油価格も32ドル近くまで一時下落し、リスク回避の円買いに対して、マイナス金利の影響による円安期待の121.50円以下の買いとでにらみ合い。引き続き期待感は緩やかな円安。

AUDUSD+NZDUSDはアジア市場と同じく動けず。USDCADは株価に連動して1.3990→1.4060まで上昇。

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ノボトニー・オーストリア中銀総裁=世界経済は引き続き緩やかな回復軌道にある。中国の景気減速は先進国に再び危機をもたらすリスクがあり懸念。最近の中国が購買力平価ベースのGDPで昨年に中国が世界首位となったことを踏まえると、特に懸念。

ノボトニー・オーストリア中銀総裁=3月の理事会での利下げに過度な期待が集まらないことを望む。12月の理事会では市場の期待が高くなりすぎた。

クーレECB専務理事=3月の理事会で現行の刺激策を再検討し、考え直す可能性もある。金融政策だけでは不十分。

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