2016/02/09

2016年2月9日(火曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2016年2月9日(火曜)アジア・欧州市場序盤の動き

為替市場に想定外という言葉があるとしたら、まさに想定外の大波乱!黒田日銀総裁の意図に反して真逆の動きへ。

為替市場と株式市場は、急速は円高+株安の反動と、USDJPYが115円を回復した反動に、欧州市場の序盤に円売り→株買いに動くも、短期の方向性は不透明感を脱し入れず。

原油価格は30ドル台を維持し、予想外に市場混乱の影響を受けず、株と円の激しい値動きは極端すぎる可能性も示唆。

旧正月でアジア市場の多は休場の中、日経平均株価大幅下落-5.08%(-862.99円)、USDJPYは一時114.20円まで急落。115円の防波堤はもろくも崩れてしまい、オプションのボラは急騰。

マイナス金利の影響はじわじわと表れ、債権市場にも及び、日本の10年債利回りは一時マイナス圏へ低下し、今後の円相場に影響を及ぼすことは間違いないが、それはいつなのか? それが問題!

USDJPYは、海外市場で日本株先物の大幅下落の流れを受け、株安+円高でスタート。昼の時間帯に日本株は先物市場で続落し、株安が円高を招く動きへ。このような大幅な変動でも、円高による影響いクロス円で他の主要通貨はやや弱含みで推移するも、他の主要通貨の変動は鈍い。日本国内のローカルな材料と思える所以でもある。

EURUSDは、EURJPYの売りの呪縛も続かず、欧州市場に入り独鉱工業生産が予想外に弱い数字に一時EUR売りが強まるも続かず。1.1200近辺にとどまる。USDJPYの変化をみるとユーロ高という上値リスクが高そうに思えてならない。

GBPUSDは、アジア市場ではGBPJPYの売りの呪縛に下落するも、欧州市場に入り、GBPJPYの買いが強まると1.4390台→1.4460台へ急進。

AUDUSDは、アジア市場でAUDJPYの売りの呪縛に0.7020台へ下落するも、欧州市場に入り、AUDJPYの買いが強まると0.7070台へ上昇。

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