2016/02/23

2016年2月23日(火曜)アジア市場の動き

2016年2月23日(火曜)アジア市場の動き

日本株の上昇から反転し下落し、原油価格(WTI)も弱く、円高の流れが続く。

昨日のUSDJPYは113.50円の上値ポイントを抜けきれず、200時間MVの113.40円近辺を高値にし反落。今日は期待外れの株安に112円まで下落。昨日の逆の意味で、112円の水準が重要なポイントになっている。

為替相場は、異なる二つ要因で成り立っているように思えてならない。

一つは、英国のEU離脱を問う国民投票で、予想外に与党内で離脱支持者が増えていることによるサプライズにポンド売りの流れ。ただ、野党は総じてEUに留まることを目指しているが、世論調査の結果に変動することは避けられず。GBPJPYの売りの影響は円高要因。

もう一つは、直近の原油価格や資源価格の上昇が本物なのか? 豪ドル上昇の背景には資源価格の上昇が背景にあり、カナダドルの上昇はもちろん原油価格の上昇。それにより、AUDJPY+NZDJPY+CADJPYの買いで円売り要因。しかしながら、ボトムアウトしたのか疑心暗鬼で自信を持てないことの戸惑い。

その中で、USDJPYは上値115円、113.50円の買いトライ失敗し112円台まで下落。アジア市場では112.50円台の戻りは重く、今度は下値を試す順番となっています。円売り介入の警戒感も薄く、G20での円高阻止の期待感も弱く、相場のカギを握っているのは、円クロスの動きに思われてならない。