2016/02/02

2016年2月2日(火曜)欧州・米国市場序盤の動き

2016年2月2日(火曜)欧州・米国市場序盤の動き

欧州株は大幅下落、米株も弱くスタート。米10年債利回りは1.9%を割り込み低下、原油価格(WTI)は30ドルを割り込む勢いへ。

世界的に弱い株価と止まらぬ原油価格の下落。それに、長期金利の低下が続き、リスク回避の動きが加速へ。

為替市場は、リスク回避の流れに、USD+EUR+JPYの買いが加速し、逆に、AUD+NZD+CADの売りが強まる。GBPは原油安+弱い英経済指標に売りが続くも、英国がEUに求めるEU改革案の草案でGBP買いへと動き、強弱混在。

EURUSDは、1.0930台へ上昇。独・ユーロ圏の失業率は予想外に改善し、株安+原油安による新興国市場のリスク回避の流れに1.0930台まで上昇。先の高値1.0960台を試す動きへ。

USDJPYは、続落し120円の壁を試す勢いへ。欧米株の下げに、日経先物は17560台へと大幅低下、原油安+米金利の低下に、円を買い戻す動きが強まるが、引き続き120円の大きな壁の前で下げ止まる。

AUDUSDは、続落し0.7040を安値に下げ止まるも、売りの流れは止まらず。USDCNHは続伸し人民元安が続き、新興国通貨も弱い。原油価格や商品価格の下げに、AUDJPYの売りも強く0.7040で一時下げ止まるも、売り圧力は止まらず。

GBPUSDは、1.4330台→1.4440台→1.4370と、上下に変動。弱い英建設業PMIみボトムをつけるも、英国が望むEU改革案のネタに一時1.4440台へ上昇するも続かず。

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キャメロン英首相とトゥスクEU大統領=英国が提案のEU改革案を協議している。キャメロン首相は、EUが英国に要求している移民に関する提案は英国側と合致。

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