2016/02/03

2016年2月3日(水曜)欧州・米国市場序盤の動き

2016年2月3日(水曜)欧州・米国市場序盤の動き


原油価格に連動した動きは続く。WTIは31ドルを目指す勢いに、米金利は上昇、米株先物は上昇、そして、ドルは全面安で、AUD+NZD+CADは急進、JPY+EUR+GBPも上昇へ。

ユーロ圏の総合・サービス業PMIの確報値と、ユーロ圏小売売上高は、前回とほぼ同水準、英国総合・サービス業PMIは予想を上回り強く、GBP買いが強まる。

米ADP雇用統計は予想を上回るもドル売りは止まらず。ダドリーNY連銀総裁は、世界的な景気鈍化とドル高が米経済に与える影響を与えるという。

USDJPYは、弱い原油価格+欧州株安にリスク回避の流れに119.50円を割り込みストップロスが多発。一時119.00円と大台ぎりぎりまで続落しようやく下げ止まるり、原油価格が上昇に転じても、円買いの流れは止まらず。

EURUSDは、レンジ相場が続いた欧州市場と様変わり。米国市場の序盤、予想を上回るADP雇用統計にもドル買いとはならず、逆に1.0950を上抜け買戻しが加速。1.0980台と1.1000の大台目前まで上昇へ。

AUDUSD+NZDUSDは、共に続伸しテクニカルポイントを上抜け、AUDUSDは0.71台へ、NZDUSDは0.66台を超え0.6640近くまで続伸。

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独GfK市場調査会社=今年の独個人消費は2.0%の伸びを予想。

ダドリーNY連銀総裁=世界的な景気鈍化とドル高は米国に影響を与える。市場の混乱で見通しを変更する可能性も。

フィッチ=原油安による財政赤字拡大の穴埋めに、政府が同ファンドの資金売却へ。アラブ首長国連邦(UAE)、アブダビ首長国の政府系ファンド(SWF)、アブダビ投資庁(ADIA)の資産が今年末までに大幅減少する見込み。

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