2016/02/20

2016年2月19日(金曜)欧州・米国市場序盤の動き

2016年2月19日(金曜)欧州・米国市場序盤の動き

強い米CPIを契機にドルは全面高(除く円)。NYダウは下落からスタート、WTIは30ドルを割り込み続落、米金利は上昇へ。

週末金曜日の欧米市場は、英小売が強く、英公的部門の赤字額たが拡大。米CPIは予想を上回り前年比1.4%(予想1.3% 前回0.7%)、カナダCPIも前年比2.0%(前回1.7% 前回1.6%)予想を上回る。カナダ小売は予想外にマイナス幅が拡大、ユーロ圏消費者信頼感はマイナス幅が拡大。

為替相場は、原油価格が弱く+欧米株価は弱く、リスク回避の動き+強い米CPIに、ドル高+円高へ。円はUSDJPYでも113円を割り込み、クロスでも全面高。

USDJPYは、112.80~10のレンジで安定するも、円クロスでは円は全面高。株安+原油安+強い米CPIの流れにも113円台から値を下げ円の買いが強まる。

EURUSDは、上値の思い展開から、米CPIが強く一時1.1060台へ下落。

GBPUSDは、EU首脳会議を意識し続落。英小売は強かったが、公的部門の借り入れが増大しポンド売りの流れは変わらず。米国市場に入り強い米CPIに1.4250まで続落し、戻りも限定的。

AUDUSD+NZDUSDは、続落。米CPIが予想外に強い結果になると、共に売り圧力が強まる。AUDUSDは0.7070で下げ止まり、NZDUSDは0.6570割れで下げ止まる。

USDCADは、強い米CPIに1.3780台を上抜け一時1.3840台へ上昇。


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中国人民銀行=MLF経由で250億ドルを供給。

中国人民銀行副総裁=金融政策の過度な緩和は人民元への下落圧力や資産バブルを引き起こす。

NY連銀スタッフ=ミューチュアルファンド業界について、多額の資金引き揚げへ。流動性に乏しい資産の低価格での投げ売りを余儀なくされれば、解約殺到に見舞われる可能性があり、広範な金融システムに影響を及ぼしかねない。

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