2016/02/13

2016年2月13日(土曜)昨日12日、海外市場の動き

2016年2月13日(土曜)昨日12日、海外市場の動き

株高+原油高+金利上昇+コモディティ価格は下落+VIXは低下=リスク選好の動きに円安へ、ただし限定的。

WTIは29ドル台へ上昇、独DAXは2.45%、FTSE3.08%上昇、ダウ平均は16,000直前まで2%近く上昇、米10年債利回りは1.66→1.73%へ上昇、2年債に0.65→0.70%へ上昇。CRBは+3.45%、VIXは-9.59%。

為替市場は、株高+原油高+中曽日銀副総裁発言に、113.10円の壁を越え円安の動きとなったものの限定的。

欧米株の大幅上昇やコモディティ価格の上昇にも、AUD+NZD+CADの弱さが目立つのが気になる。

EURは懸念のドイツ・コメルツ銀行株が大幅反発したが、金融機関への業績不安は消えず、ギリシャのリセッション入りの気になる。GBPは相変わらず動きは不透明で、EURGBPのクロスの影響なのか原油価格の上昇にも、上昇分を吐き出す。

ダドリーNY連銀総裁は、マイナス金利の可能性を否定。米小売売上高はやや強く、自動車とガソリン、建材、外食を除いたコア売上高が0.6%上昇したことを評価。

不安な状態が続いたドイツ銀行株は約50億ドルの上位債を買い戻すと発表、支払能力の懸念が後退し大幅高で、欧州株の上昇の原動力の一つとなる。

中曽日銀副総裁(NY講演)は、必要とあれば量的・質的緩和で一段の行動をとることが可能と発言するも、マイナス金利の引き下げはテクニカルにはマイナス幅の拡大は可能だが程度については分からないと言う。

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ECB=資産買い入れプログラムの一環で、イタリアの不良債権を買い入れ、銀行に対する資金供給の担保としても受け入れる方向で協議。

ダドリーNY連銀総裁=マイナス金利は現時点で議論されるべきものではない。金融政策は低インフレ環境で適切、極めて緩和的。

ダドリーNY連銀総裁=国内景気拡大が続く中、大きな外的ショックが主要リスク。

ギリシャ第4四半期GDPは-0.6%とリセッションに逆戻り。緊縮財政や資本規制が圧迫。

中曽日銀副総裁(NY講演)=必要とあれば量的・質的緩和で一段の行動をとることが可能。マイナス金利をどこまで下げることが可能かという質問→ テクニカルにはマイナス幅の拡大は可能だが、その程度については分からない。

中曽日銀副総裁(NY講演)=手段はあると考えており、それには各国中央銀行と緊密に連絡を取り合う必要があり、各国中銀とさまざまな面で意見と情報を交換している。


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