今週の主な材料(2月22日~26日)
英国が求めていたEU改革案をEU首脳会議は合意。困難と思われていたが何とか合意することができ、EUの残留を問う国民投票の実施が早ければ6月にでも迫っている。
さて、今週は重要と思われる材料は非常に少ない。週末26日と27日には上海でG20が開催されるが、ラガルドIMF専務理事は「政策が混在している現在の状況や他国への影響について話す必要がある」とあり、何らかの討議と採択はされるのであろうが、市場へのインパクトはあまり期待できない。
そのため、相場変動を引き起こす材料は、いつもと変わらず、原油価格+株式相場+EU離脱を問う英国民投票のスケジュールと結果の予想。
さて、数少な今週の重要な経済指標からは、2/26(金)の米GDP改定値は定番で重要。前回より減速が予測されており、どこまで弱いのかが焦点になっている。また、2/25(木)の米耐久財受注は逆に、前回より大幅な上昇が予想されているが市場へのインパクトはやや弱い。
2/25(木)の英第4四半期GDPは改定値と、2/23(火)のカーニーBOE総裁の発言と共にポンドへの影響は強く注目したい。
2/26(金)の日本全国CPIは何処まで低下するのか?前年比でマイナスに陥るのか?3月に追加緩和の期待が残るなか、株式市場への影響を通じて円相場への影響が気になる。
その他、米国関連では、2/22(月)米製造業PMI速報値、2/23(火)の米中古住宅販売、消費者信頼感指数、フィッシャーFRB副議長の発言、2/24(水)の米新築住宅販売、2/25(木)の米新規失業保険申請件数、FHFA住宅価格指数、2/26(金)米貿易収支、米個人所得・個人消費、米ミシガン大学消費者信頼感指数と、いつも通り米国発の経済指標の注目度は高い。
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2/22(月)
17:15 CNH 生産者輸入価格
17:30 GER 総合PMI・製造業・サービス業PMIPMIの速報値
18:00 EUR 総合PMI・製造業・サービス業PMIPMIの速報値
23:45 USD 製造業PMI・速報値
2/23(火)
16:00 GER 第4四半期GDP・確報
18:00 GER Ifo景況感指数
19:00 GBP カーニーBOE総裁発言
21:00 TRY トルコ中銀 金融政策発表
22:30 USD フィッシャーFRB副議長講演
23:00 USD S&P/ケースシラー住宅価格指
00:00 USD 中古住宅販売件数
00:00 USD 消費者信頼感指数
2/24(水)
23:45 USD 総合PMI・サービス業PMIの速報値=
00:00 USD 新築住宅販売件数=
2/25(木)
16:00 GER GfK消費者信頼感
18:30 GBP 第4四半期GDP
19:00 EUR 消費者物価指数H比予想1.0% 前回1.0%
22:30 USD 耐久財受注
22:30 USD 新規失業保険申請件数
23:00 USD FHFA住宅価格指数
2/26(金) G20財務相・中央銀行総裁会議(26~27日上海)
06:45 NZD 貿易収支
08:30 JPY 全国消費者物価指
08:30 JPY 東京都区部消費者物価指数
16:45 FRN 第4四半期GDP・確報値
16:45 FRN 消費者物価指数・速報値
22:00 GER 消費者物価指数
22:30 USD 貿易収支
23:30 USD 第4四半期GDP・改定値
00:00 USD 個人所得・個人消費支出
00:00 USD ミシガン大学消費者信頼感指数
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