2016/02/16

2016年2月16日(火曜)アジア市場の動き

2016年2月16日(火曜)アジア市場の動き

欧州市場の序盤に流にドル売りの流れが強まる。

東京市場は、日経平均株価は16000円台を維持するも欧州市場では先物が15900円を割り込み一時続落。上海総合は3.29%と大幅上昇、欧州株も上昇からスタート。WTIは一時31ドル台へ上昇するも、欧州市場で再び30ドルへ低下。

アジア市場では、原油価格の上昇に、USDCADは続落しカナダドル高が続き、早朝発表されたNZの小売上高は弱く、午前11時に発表のNZ四半期インフレ調査は、予想外に下方修正され、NZDUSDは急落し、NZDJPYでも弱さが目立っている。

一方、欧州市場に入り、GBPUSDは1.4420台→1.4510台へと、1.45台を回復、GBPJPYは上昇へ。EURUSDは1.1180を抜けてからストップの買いに1.1200を再び試す動きへ。

USDJPYは、115.00円の壁に跳ね返され上げ止まり、日経平均株価も上昇幅を大幅に縮め、114.00円近くまで約1円続落し、上下変動幅が引き続き大きな動きが続いている。

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NZ中銀四半期調査(前期調査値比較)=1年後のインフレ率予想は1.51%→1.09%と、1987年の調査開始以来の低水準。2年間世予想は1.63%で1994年以来の低水準で、NZDは急落。

豪中銀議事録=経済成長のペースは向こう数年間に緩やかに上向く。インフレが問題になることはなく、必要な場合は追加利下げの余地がある。豪ドルは、経済見通しの変化に伴って調整しており、国内生産への需要を押し上げている。直後はAUDUSDは上昇し高値をつけるも、NZDUSDの下落に伴い小幅下落へ。

豪中銀議事録=金融政策は、低インフレが続くとの見通しを踏まえると、必要な場合には一段の緩和余地があるかもしれない、と考えている。最近の経済指標は総じて明るい内容。成長率が緩やかに上昇する一方、インフレ率は目標付近に維持されることを予想する合理的な根拠がある。

豪中銀議事録=最近の世界的な金融市場の混乱については、世界と国内の需要減退の前触れなのか見極めたい。中国経済、急激に悪化なら影響も。

日銀=16日にマイナス金利を開始へ。